2重チェック
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2023.11.24


 平均して 20% の人が罹患している慢性疾患があります。この疾患を診断するための検査に、陰陽検査A と 陰陽検査B とがあります。陰陽検査A は感度も特異度も 95% で、陰陽検査B は感度も特異度も 90% です。これら2つの検査で2重チェックすることによって診断精度を上昇させることにします。

真に陽性の人 1000人 の検査結果:

真に陰性の人 4000人 の検査結果:

5000人の対象者のうち、
  陰陽検査A(陽性)かつ 陰陽検査B(陽性)の人: 875人
     陽性適中率 = 855/875 ≒→ 97.7%
  陰陽検査A(陰性)かつ 陰陽検査B(陰性)の人: 3425人
     陽性見落とし率 = 5/3425 ≒→ 0.15%
  陰陽検査A(陽性)かつ 陰陽検査B(陰性)の人: 275人
     真の陽性者の割合 = 95/275 ≒→ 34.5%
  陰陽検査A(陰性)かつ 陰陽検査B(陽性)の人: 425人
     真の陽性者の割合 = 45/425 ≒→ 10.6%


陰陽検査A のみで5000人を診断した場合:
   偽陽性数 = 200人   偽陰性数 = 50人
   陽性適中率: 950 ÷ 1150 ≒→ 82.6 %
   陽性見逃し率: 50 ÷ 3850 ≒→ 1.3 %

 以上より、陰陽検査A に 陰陽検査B を付け加えることによって、陽性適中率が 82.6 % から 97.7% に上昇し、陽性見逃し率が 1.3 % から 0.15% に低下することが分かりました。なお、2重チェックの弱点は、一方が陽性・他方が陰性となって判定不可が出てくくることですが、その場合には真の陽性者の割合が参考になります。


疾患罹患率 = %
陰陽検査Aの感度  = %
陰陽検査Aの特異度 = %
陰陽検査Bの感度  = %
陰陽検査Bの特異度 = %

   

両検査ともに陽性のときの陽性適中率 = %
両検査ともに陰性のときの陽性見逃し率 = %
検査A(+) かつ 検査B(−) のときの真の陽性率 = %
検査A(−) かつ 検査B(+) のときの真の陽性率 = %

プログラムの内容 :