【 問 題 】
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1セットのトランプカードの中から4種類の 1 〜 3 がすべて抽出された12枚のトランプカードたちの中には、 ダイヤのカードが3枚だけ入っています。 この12枚のカードの中から無作為に6枚を抽出します。ただし、カードは伏せたままにしてください。 次に、 この6枚のカードの中から無作為に3枚を抽出します。 すると、 ダイヤのカードが1枚だけ含まれていました。 ではここで問題です。 最初に抽出された6枚の中にはダイヤのカードが何枚含まれていたと推定できますか? その期待値とも言える数を答えてほしいので、 答えは自然数でなくてもОKです。
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抽出標本におけるダイヤのカードの存在率は 3分の1 なので 6枚のカードの中の 3分の1 がダイヤのカードであっただろうと推定できますので、 答えは 2枚 です。
「4種類のトランプのカードが1万枚ずつあります。無作為に6枚のカードを抽出しました。抽出したカードの中からさらに3枚を抽出するとそのうち1枚がダイヤでした。最初に抽出された6枚の中にはダイヤのカードが何枚含まれていたか推定しなさい。」という問題であれば正解なのですが。
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※ 参照: 大学生のための数学 > 確率 > 当たる回数ごとの確率
無作為にカードを横一列に並べ、左半分の6枚を抽出したカードと見なします。カードはダイアか非ダイアか以外は無個性とします。12枚のカードを横一列に並べる全ての場合の数は 12C3 とおり です。
抽出した6枚のカードにダイアが1枚だけ入っている場合の数は 6C1 × 6C2 とおり、抽出した6枚のカードにダイアが2枚入っている場合の数は 6C2 × 6C1 とおり、抽出した6枚のカードにダイアが3枚入っている場合の数は 6C3 × 6C0 とおりです。
抽出した6枚のカード ( ダイアが n 枚含まれているとする ) からさらに3枚のカードを抽出する全ての場合の数は 6Cn とおり です。
まず、最終的に抽出した3枚のカードにダイアが1枚だけ入っている確率を求めます。
@ 抽出した6枚のカードにダイアが1枚だけ入っている上に、それからさらに3枚のカードを抽出したときにダイアが1枚だけ含まれている確率:
{(6C1×6C2) ÷ 12C3 } × {(3C1×3C0) ÷ 6C1 }
=→ ( 6×15÷220 ) × ( 3×1÷6 ) =→ 9/22 × 1/2
A 抽出した6枚のカードにダイアが2枚入っている上に、それからさらに3枚のカードを抽出したときにダイアが1枚だけ含まれている確率:
{(6C2×6C1) ÷ 12C3 } × {(3C1×3C1) ÷ 6C2 }
=→ ( 15×5÷220 ) × ( 3×3÷15 ) =→ 9/22 × 3/5
=→ =→ 15×6÷220 =→ 9/22
B 抽出した6枚のカードにダイアが3枚入っている上に、それからさらに3枚のカードを抽出したときにダイアが1枚だけ含まれている確率は
{(6C3×6C0) ÷ 12C3 } × {(3C1×3C2) ÷ 6C3 }
=→ ( 20×1÷220 ) × ( 3×3÷20 ) =→ 1/11 × 9/20
=→ =→ 20×1÷220 =→ 1/11
したがって、最終的に抽出した3枚のカードにダイアが1枚だけ入っている確率は、@+A+B =→ 45/220 + 54/220 + 9/220 =→ 108/220
最終的に抽出した3枚のカードにダイアが1枚だけ入っていることを知ったという条件下にて、抽出した6枚のカードにダイアが1枚だけ入っている確率は、 45/220 ÷ 108/220 =→ 5/12
最終的に抽出した3枚のカードにダイアが1枚だけ入っていることを知ったという条件下にて、抽出した6枚のカードにダイアが2枚入っている確率は、 54/220 ÷ 108/220 =→ 1/2
最終的に抽出した3枚のカードにダイアが1枚だけ入っていることを知ったという条件下にて、抽出した6枚のカードにダイアが3枚入っている確率は、 9/220 ÷ 108/220 =→ 1/12
したがって、求める答えというか期待値は、次のようになる。
1枚 × 5/12 + 2枚 × 1/2 + 3枚 × 1/12 =→ 5/3 枚
※ こういった、 条件付き確率を用いた推定法は 「 ベイズ推定 」 と言われます。
※ 参照:
大学生のための数学 > 確率 > 条件付き確率の本質と解法
大学生のための数学 > 確率 > 情報後原因確率( ベイズの定理の真髄 )
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問題にしている6枚のカードのうち1枚はダイアで2枚は非ダイアであることが分かったので、残りの3枚がどうなっているのかを予想すればいいわけで、それには、9枚 ( ダイアが2枚含まれている ) のカードから3枚のカードを選んだときに含まれているダイアの数の期待値を求めればいいことになります。
無作為にカードを横一列に並べ、左から3枚目のカードまでを抽出したカードと見なします。カードはダイアか非ダイアか以外は無個性とします。9枚のカードを並べる全ての場合の数は、9C2 =→ 36 とおり。期待値は次の式で表されます。
1枚 × ( 3C1 × 6C1 ÷ 36 ) + 2枚 × ( 3C2 × 6C0 ÷ 36 )
=→ 1枚 × ( 3 × 6 ÷ 36 ) + 2枚 × ( 3 × 1 ÷ 36 ) =→ 2/3 枚
これに1枚を加えて、答えは 5/3 枚になります。
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