
[紡]や[織]は 関数です。 加工前後の物は何でしょうか? 楕円の中に入る漢字を考えてください。
正解は、 左から順に、 綿花、 糸、 布 です。
[紡]とは「 よりをかける( 捻じり合わせる )」ということです。
[織]とは 縦糸 と 横糸 とを交互に上下に交叉して編むことです。
[紡]と[織]の 生産性(生産効率 )が等しければ効率よく布が生産されるのですが、 それに差があれば効率が悪い方が「 律速段階 」になり、 全体的な効率を決定づけるものになります。 ただし、「 律速段階 」は重点課題となり、 そこはいづれ生産性の上昇へとつながります。
1730年から100年間に渡りイギリスで起こった産業革命の典型例が、[紡]と[織]との 律速段階逃れ競争でした。 1730年にケイが特許取得した「 飛び杼 」は [織]の生産性を飛躍的にアップさせ[紡] を社会的律速段階にしてしまいました。「 飛び杼 」とは、 いわば手動高速横糸通し器のことです。そこで、[紡] の反撃が始まります。 ジェニー紡績機(ジェニーの夫のハーグリーブスの発明 )、 これは多軸同時紡績機です。 また、 それに次ぐ水力紡績機(アークライトの発明 )でした。 これによって、 律速段階の逆転になりましたが、 再逆転したのが蒸気力織機(カートライトの発明 )です。 ちなみに、 1769年にスコットランド出身のワットが蒸気機関を発明しています。 日本では、 田沼意次の政治のころ、 1776に平賀源内がエレキテルを発明しています。
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