カラーテレビの3原色
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2022.07.12____

 1931年に国際照明委員会は光の3原色を 赤色光 700.0 nm、緑色光 546.1 nm、青色光 435.8 nm としました。

 カラーテレビは 赤・緑・青 の光を出す3種類の蛍光物質に電子ビームを当てて光の3原色を作り、それらを混合していろんな色を作りますが、それらの蛍光物質が出す光の3原色の波長は、おおよそ、赤色光で 610 nm、緑色光 で 550 nm、青色光で 470 nm になっています。したがって、これらの光の3原色の周波数の比は次のようになります。

   赤色光 : 緑色光 : 青色光 ≒ 1 : 1.109 : 1.298 ≒→ 1 : 1.1 : 1.3

 可視光の波長はおよそ 380 nm 〜 780 nm なので、国際基準の赤色光の振動数を 1 とすると、その振動数比は 0.897 〜 1.842 の範囲になります。振動数比が 0.897 より少し小さな電磁波は赤外線になります。

 ヒトの網膜にある視細胞には、錐体細胞と桿体細胞の2種類があります。錐体細胞は、明るい所で色を感じます。桿体細胞は、暗い所で光を感じます。錐体細胞には 600 nm 周辺を感じる赤錐体と、540 nm 周辺に反応する緑錐体、440 nm 周辺に反応する青錐体の3種類があります。この3種類の錐体細胞が感じるエネルギーの比率によって様々な色彩が脳によって認識されるような仕組みになっています。いわば「ヒトのRGB認色システム」です。

 ※ 紫( 380-430 nm ) 青( 430-490 nm ) 緑( 490-550 nm ) 黄( 550-590 nm ) 橙(590-640 nm ) 赤( 640-770 nm