● 第19章 電気と電気量 (1) 電流とは何か?
- 2つの定義がある。 とりわけ次の第2の定義は大切である。

その理由は、 次のビオ・サバールの法則を見れば解る。

磁場を作っているのは
つまり 電荷 × 速度 なのだ。また、 磁力や電磁誘導の根本である次のローレンツ力も
で構成されている。
● 第21章 2つの電荷の間に働く磁気 (1) 磁場について
-
磁場を作るものには2つある。 1つは 「 電流 」 であり、 もう1つは 「 電場の大きさの変化 」 である。 導線の中で生じる電流が作る磁場については、 ビオ・サバールの法則がある。
さて、 正確に言うと、 磁場を作るのは 「 電流 」 ではない。 それは 「 マイナスの電荷をもつものに対するプラスの電荷を持つものの相対的移動速度を考慮した電流 」 である。 導線の中で生じている電流を解析すると、 マイナスの電荷を持った電子たちの観察者に対する移動が電流の本質をなしているのであるが、 一方でプラスの電荷を持った原子核たちは観察者に対して静止しているので、 プラスの電荷を持つ原子核たちはマイナスの電荷をもつ電子たちに対して相対的に移動しているのである。
もし単なる 「 電流 」 が磁場を作るのであれば、 いろんな移動をしている観察者によって磁場が異なることになる。 相対論では、 そう仮定して説明が試みられるのであるが、 平行な電流の間に働く磁気力を矛盾なく説明することは不可能なのである。
● 第20章 2つの電荷の間に働く電気力 (1) 書き直されたクーロンの法則

上記は、 クーロン力を表す式であるが、 その本質を表すには、次のように書き直すべきである。

は、 光の空間の中の移動の速さであり、 かつ、 観察者に対して静止している物質の相対時間の中の移動の速さである。 ( これは、相対論の範疇の概念である。) 以上のように書き直せば、 電場と磁場の相対論的統一理論が見えてくる。
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