電気工学の基礎用語
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2021.06.03____

 コイルはインダクタンスを持っています。インダクタンスとは、自己誘導起電力の起こりやすさです。インダクタンスを持つものは、誘導リアクタンスを持ちます。

     誘導リアクタンス = 2 π × 周波数 × インダクタンス

 コンデンサはキャパシタンスを持っています。キャパシタンスとは、電気をためる能力のことで、静電容量とも言われます。キャパシタンスを持つものは、容量リアクタンスを持ちます。

     容量リアクタンス = 1 / ( 2 π × 周波数 × キャパシタンス )


 リアクタンスとは交流回路においてコイルまたはコンデンサが発揮する電流に対する抵抗のことです。リアクタンスの単位は Ω です。

     リアクタンス = 誘導リアクタンス − 容量リアクタンス

          和でなく差になっている理由は、位相差が 180°のため。

 一般的な抵抗(レジスタンス)を実数部にとり、リアクタンスを虚数部にとってできる複素数を、インピーダンスと言います。インピーダンスとは、抵抗を直流回路から交流回路に拡張したものです。


< kg m s c (クーロン) による組み立て単位 >
   電流の単位: A = c s-1
   電力の単位: W = J s-1 = kg m2 s-3
   電圧の単位: v = W / A = kg m2 s-2 c-1
   レジスタンスの単位: Ω = v / A = kg m2 s-1 c-2
   インダクタンスの単位: kg m2 c-2
   キャパシタンスの単位: kg-1 m-2 s2 c2
   リアクタンスの単位:
      周波数の単位 × インダクタンスの単位 = s-1 × kg m2 c-2 =→ kg m2 s-1 c-2
      周波数の単位の逆数 × キャパシタンスの単位の逆数 = s × kg m2 s-2 c-2 =→ kg m2 s-1 c-2
   インピーダンスの単位: kg m2 s-1 c-2