転がり摩擦
剛体力学 へ戻る
大学生のための物理学 へ戻る
2024.04.10


問題(1)   答え : 問題(2)   答え : 2つの問題の解説 :   さて、 ここからが本題です。

  傾斜角 、 動摩擦係数 の面の上を転がり落ちる、 質量 、慣性モーメント の球または円筒の、 傾斜面の下り方向の運動方程式は、 次のように表されます。
     

  傾斜のない平面を上記の物質が転がる場合、 水平な運動方向の運動方程式は、 上式に を代入して、 次のようになります。
     

  このことから、 この物質は、 水平面をずっと初速で転がり続けるということがわかります。この物質が水平面を等速で転がり続けるときの力学的エネルギーは次のようになります。
     
こうなる理由は、
     

  しかし、 現実は、 水平面を転がる物質は次第に遅くなり最後には止まってしまいます。 原因は、空気抗力 と 転がり摩擦 です。

  ボウリングのボールを無回転でレーンの上を滑らせますと、 途中から前のめりの転がりが加わってきて次第に転がりの程度が増してきます。 このとき、 ボールに作用する滑り摩擦力 と 転がり摩擦力 をモニタリングできる器械があれば、 その結果はどうなっているのでしょうか? 転がり や 摩擦 のしくみの真相はまだ解明されていないようです。