危険率 = 有位水準 です。検定をするときに用いられる言葉です。たとえば、立てた帰無仮説が危険率 5% 以下の範囲内にあれば、それは非常に稀なケースであると考えることができ、その帰無仮説が却下されて、帰無仮説の逆が真であると言い切ることができます。
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【 例 題 】
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さて、 今年もプロ野球のリーグ戦が始まっていますが、 これまでAチームはBチームと9戦して2勝7敗と負け越しています。 このことより、 危険率 5% の条件下で、 AチームはBチームよりも非力であると言い切ることができるでしょうか?
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AチームもBチームも戦力は同等であると仮定します。( 帰無仮説 )
すると、 2勝7敗という事象が出現する確率は次のようになります。
9C2 × 0.59 ≒→ 7%
7 > 5 ですから、 この仮定を危険率 5% の条件下で否定することはできません。 したがって答えは、「 危険率( 有意水準 )5% の条件下で、 AチームはBチームよりも非力であると言い切ることができない。」 となります。
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しかし、「 危険率 10% の条件下で、AチームはBチームよりも非力であると言い切ることができる。」という命題は真ですので、「 AチームはBチームよりも非力であることを9割以上の人が認めている。」と言っても批判される理由はありません。ただし、「 標本数が少ないのであてにならない。」 とか 「 戦力は変化するものである。」 ということをしっかりと押さえておかなければなりません。
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