
上の図は、 音名をABC順に時計回りに円形に配置したものです。 A から始めて一周すると短調の音階になり、 C から始めて一周すると長調の音階になります。 A と C 以外の音から始めて一周しても、 きちんとした音階にはなりません。 そこで、 シャープまたはフラットの付いた音が必要になってきます。 そして、 これら12個の音を順番に時計回りに円形に配置したのが次の図です。 調子記号にシャープやフラットの付かないのはC長調なので、 C を最上にしています。

これを音名時計と言うことにしましょう。 音名時計のC の音から開始して時計回りに7つ目の音をピックアップしていき、 それを時計回りに円形に配置すると、 五度圏ができます。

ある音( 音名X )よりも半音で7つ分上の音( 音名Y )は、 平均律でいうと、 振動数はXに比べて
倍 多くなっています。 ある長調の主音( ド )より n 度高い音を主音とする和音を「 n( ローマ数字 )の和音 」と言いますが、 X長調の X の和音は Y を主音とする和音になっています。 そして、 Y長調の調子記号はX長調の調子記号よりもシャープ1つ分だけ多くなっています。さて、 五度圏を左右対称にするには、 D を最上にすればいいことに気づきます。 そういえば、 ピアノの鍵盤をよく見ますと、 D の音を中心に左右対称の形になっています。

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