フライト
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2012.02.04


  私は、 矢口史靖監督の映画が好きだ。「 アドレナリンドライブ 」、「 ウォーターボーイズ 」、「 スウィングガールズ 」、「 ハッピーフライト 」と カタカナのタイトルがよく似合う映画なのだ。「 ハッピーフライト 」のテーマは、「 快適で安全なサービス商品の、 チームによる共同生産販売 」だった。 旅客機一台を飛ばすのに本当に数多くの労働が入っているのだ。 そして、 サービスを生産して販売する者に必要な、 安全性優先か快適性優先かの判断や、 その買い手との微妙な間の取り方や、 分業他部署との連携のストレスなどが紹介されていた。 これらは私たちの職場にもぴったりそのまんま当てはまることで、 大変に参考になった。

  最近、 NHKの「 アインシュタインの目 」で、 ジェット旅客機「 787 」のハイブリッドカーのような軽燃費・静かさ・安定性のしくみが紹介された。 炭素ファイバー素材が可能にしたのは、 抗牽引力耐性であり、 軽量化による低燃費であり、 反り返る翼による側方傾斜時の左右の翼にかかる浮力の力のモーメント差による抗傾斜作用による安定性であった。 また、 ジェットエンジン後方の鋸歯状形状が作り出す気流の渦による騒音抑制効果も紹介された。 番組では、 騒音を抑制した分だけ推進力が低下するように言われていたが、 この渦は風レンズ効果 ( 集風効果 ) を起こすはずだから、 推進力は落ちないのではないかと思った。 技術が進歩していく余地は、 まだまだ無限にあるのだ。