( 問 題 )
-
1万人の成人を対象に調査したところ、 運転免許を持っている人が平均して週1回以上カレーライスを食べている割合は 12% で、 平均して週1回以上カレーライスを食べている人が運転免許を持っている割合は 92% でした。 運転免許を持っていて、 かつ、 週1回以上カレーライスを食べている人は、 およそ何人だったのでしょうか? また、 運転免許を持たず、 かつ、 平均して週1回未満しかカレーライスを食べていない人は、 およそ何人だったのでしょうか?
-
運転免許を持っていて、 かつ、 週1回以上カレーライスを食べている人は、 およそ 1100人 です。
運転免許を持たず、 かつ、 平均して週1回未満しかカレーライスを食べていない人は、 およそ 700人 です。
「 運転免許を持っているかどうか 」と「 平均して週1回以上カレーライスを食べているかどうか 」とは互いに完全に独立な事象に近いものであることは明白です。 ですから、 全体でも、 週1回以上カレーライスを食べている人の割合は 12% で、 運転免許を持っている人の割合は 92% です。
運転免許を持っていて、 かつ、 週1回以上カレーライスを食べている人の数は、 次の式から導くことができます。

運転免許を持たず、 かつ、 平均して週1回未満しかカレーライスを食べていない人の数は、 次の式から導くことができます。

-
集合A に含まれる確率を a 、 集合B に含まれる確率を b とします。
に含まれる確率は
になります。 これは「 確率の直列つなぎ 」と言えます。
に含まれる確率は
になります。 これは「 確率の並列つなぎ 」と言えます。さて、 陥りやすい間違いとして、 2つの事象が互いに完全に独立ではないのに、「 確率の配列 」を行ってしまうことが多々あります。 たとえば次のような問題があります。
あるクラスでは、 4分の1がマンション以外の住居に住んでいる。
また、 3分の1 が犬を飼っている。
また、 マンションに住んでいて犬を飼っていない生徒は 14人 である。
では、 マンション以外の住居に住んでいて犬を飼っている生徒は何人か?
この2つの事象は互いに完全に独立ではありません。 マンション以外の住居に住んでいる人はマンションに住んでいる人よりも犬を飼う傾向にあるという事実があるのです。
ここの所を勘違いすると、 この問題が解けなくなります。 答えは、 次のベン図が示すように4人なのですが ・ ・ ・ ・ 。

集合A : マンション以外の住居に住んでいる生徒
集合B : 犬を飼っている生徒
もし、 次のような3つの誤解をした場合、
マンション以外の住居に住んでいて犬を飼っている生徒は、 全体の 12分の1 である。
マンション以外の住居に住んでいる生徒が犬を飼っている確率は、 3分の1 である。
犬を飼っている生徒がマンション以外の住居に住んでいる確率は、 4分の1 である。「 犬を飼ってなくてマンションに住んでいる生徒は12人ではないか、 設問が間違っているのではないか。」 いう疑惑にかられるのではないでしょうか。

ちなみに2つの事象が互いに独立であるかどうかを検定する方法には、 カイ2乗検定などがあります。 独立検定では、 総数が少ないと互いに関係性があると診断しづらくなる性質があります。
2つの事象の関係性が 0 〜 100 % の間を自由に取るものとして、 4分の1 の確率事象 と 3分の1 の確率事象の絡み合いの模様を 十進BASIC のプラグラムを用いて探ってみました。
確率 へ戻る