左右反転 と 上下反転
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2022.07.12


 問い1: 目の前の壁にかけられた絵画を、 触れずに180度平面回転させなさい。
 問い2: 目の前の壁にかけられた絵画を、 触れずに左右反転させなさい。
 問い3: 目の前の壁にかけられた絵画を、 触れずに上下反転させなさい。

 問い1の答え : 回れ右をした後、 股のぞきして絵画を見ればいい。
           ※ ( 前後反転+左右反転 ) + ( 前後反転+上下反転 ) =→ 左右反転+上下反転 =→ 180度平面回転
 問い2の答え : 背後に鏡を置いた後、 回れ右をして鏡に映った絵画を見ればいい。
           ※ ( 前後反転+左右反転 ) + 前後反転 =→ 左右反転
 問い3の答え : 背後に鏡を置いた後、 股のぞきして鏡に映った絵画を見ればいい。
           ※ ( 前後反転+上下反転 ) + 前後反転 =→ 上下反転

         図−1           図−2
                      


         図−3           図−4

                      

         図−1 を左右反転すると 図−2 になる。
         図−1 を上下反転すると 図−3 になる。
         図−1 を180度平面回転すると 図−4 になる。
         左右反転させてから上下反転させると、 180度平面回転する。
         上下反転させてから左右反転させても、 180度平面回転する。


 私たちは、 自然に物を見るとき、 物質の手前側の表面だけしか見ることはできない。
 だから、左右反転や上下反転と言うと、数学的平面での左右反転や上下反転を考えてしまうのだが、現実に起こっているのは物理学的立体空間での左右反転や上下反転なのである。
 物理学的立体空間での左右反転や上下反転には前後反転が付属している。

 前方の物 = アクリル板に書かれた「上」という文字
      = 観察者からすると、それは 図−1 になっている。
 背後に鏡を置き回れ右をしてから鏡に映る物を見る = ( 前後反転+左右反転 ) + 前後反転
 背後に鏡を置き股覗きをしてから鏡に映る物を見る = ( 前後反転+上下反転 ) + 前後反転

 背後の物 = アクリル板に書かれた「上」という文字
      = 観察者からすると、見えないんだけれど、 それは 図−2 になっている。
 回れ右をして背後の物を見る = 前後反転+左右反転
 股覗きをして背後の物を見る = 前後反転+上下反転

 背景の前後反転とは、後ろにあるアクリル板 ( そこには図が描かれている ) を平行に観察者の前まで移動させて見えるようにすること。
 鏡の役割は、背後の物の手後側表面 ( 薄い薄い透明膜に描かれた図 ) を平行に観察者の前まで移動させて見えるようにすること。これを「鏡による背景の前後反転作用」と言ことにしませんか。
 鏡の役割は、手前の物の手前側表面 ( 後面 ) によって見えなくされている向こう側表面 ( 前面 ) の表面を観察者に見えるようにすること。これを「鏡による前面の前後反転作用」と言うことにしませんか。