(1) 顔面観察座標系
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顔面に座標軸を持ちましょう。それは、左眼から右眼に向かう左右の x 軸(
首を回したり顎の角度を変えたりすると顔面座標系は動きます。身体が移動しても回転しても顔面座標系は動きます。その顔面座標系を意識しながら周囲を観察してください。 x y 座標軸の書かれたフェイスガードをして観察するようなものです。
観察をする物は移動してなくとも、顔面観察座標系が動けば、相対的に観察する物は移動したり回転したりします。
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これから顔面観察座標系を持ったあなたが実験をしながら考えます。
実験その1です。本を表紙が見えるように両手で持って鏡の前に立ってください。そして、本を水平な軸を中心として180°回転させます。このとき、本は前後反転かつ上下反転しています。そして、鏡に映った本は上下反転のみしています。なぜなら、対面した鏡は映し出す物を前後反転のみさせるからであり、前後反転が2回行われると元に戻るからです。
実験その2です。本を表紙が向こうを向くように両手で持って鏡を背にして立ってください。そして、本を垂直な軸を中心として180°回転させます。このとき、本は前後反転かつ左右反転しています。次に本を身体の右側に平行移動させます。その次に、本を動かさないようにしながら、右足を軸にして身体を右回転させて鏡の方を向きます。つまり、あなた自身を前後反転かつ左右反転させるのです。このとき、鏡に映った本は、最初からすると前後反転のみしています。その理由は(3)で述べます。
被観察物質、観察者、鏡像 のすべての 左右、上下、前後 の反転の総和を取ります。
そして、各反転の係数が奇数の場合はそれを 1 に置き換え、偶数の場合には 0 に置き換えます。
被観察物質 と 観察者 の反転は、必ず3方向のうちの2方向のみが同居します。
写真に写った自分や背後の風景は、前後方向と左右方向の反転です。( 写真像と実像とを比較します )
正対した鏡に映った像は、前後方向のみの反転です。( 鏡像と実像とを比較します )
反転の反転は、無です。
左右反転かつ上下反転は、180°回転と同じです。
そして、各反転の係数が奇数の場合はそれを 1 に置き換え、偶数の場合には 0 に置き換えます。
被観察物質 と 観察者 の反転は、必ず3方向のうちの2方向のみが同居します。
写真に写った自分や背後の風景は、前後方向と左右方向の反転です。( 写真像と実像とを比較します )
正対した鏡に映った像は、前後方向のみの反転です。( 鏡像と実像とを比較します )
反転の反転は、無です。
左右反転かつ上下反転は、180°回転と同じです。
(2)の 実験その2 を例にとると、被観察物質は前後反転かつ左右反転していて、観察者は前後反転かつ左右反転していて、鏡像は前後反転していますから、それらの総和は次のようになります。
3×前後反転 + 2×左右反転 + 0×上下反転
これを規則に従って書き換えると、次のようになります。
1×前後反転 + 0×左右反転 + 0×上下反転
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