(1) 法線ベクトル と 平面上の 1 点が与えられているとき
-
点Q (
,
,
) を通りベクトル
(
,
,
) と直交する平面上の点P (
,
,
) について言えば、次のようになります。
この式が、 点Q を含みベクトル
と直交する平面の方程式です。
なので内積が0であることを示しただけの式なのですが、これが平面の方程式なのです。さて、 たとえば、
=
+3
−3 で表わされる平面がどんな平面なのかをイメージしてみましょう。まず、 この平面に垂直なベクトルを求めましょう。 この平面は 点( 1,1,1 ) を含みますので、 次のように置いてみます。

この式を変形すると、
=
+3
−3 になりますので整合性があります。 したがって、 この平面は ベクトル( 1,3,−1 ) に垂直であることがわかります。 じゃあ、 このベクトルがどんな傾きをもっているかイメージしてみましょう。 
平面 と このベクトル の交わる角度を求めてみます。 
平面 と このベクトル の交わる角度は、 このベクトル と ベクトル( 1,3,0 ) とのなす角度に等しくて、 それは、
です。 この平面はこのベクトルに垂直ですから、 この平面は 
平面 と
の角度で交わるということです。この平面は 点( 0,1,0 )と 点( 3,0,0 )を含みますので、 直線
上で 
平面と交わります。 また、 この平面は 点( 0,0,−3 )を含みますので、 原点はこの平面よりも上方にあることもわかります。 これで、 だいたい この平面 がイメージできたと思います。-
次の3点を含む平面のベクトル方程式
A( aχ,ay,az ), B( bχ,by,bz ), C( cχ,cy,cz )
求める平面上の点Pの位置ベクトルを
とすると、
-
空間の3点を含む平面は1つだけです。
A ( 1,2,3 )、B ( 1,−1,1 )、C ( 3,1,2 ) を含む平面の方程式を(1)の方法で求めてみましょう。
求める平面上の点を P ( x,y ) とする。




より、
よって、

よって、

別の解法としては、連立方程式を解く方法があります。 平面の方程式を ax + by + cz + d = 0 とすると、次の3つの方程式が成り立ちます。
a + 2b + 3c + d = 0 ・・・・ @
a − b + c + d = 0 ・・・・ A
3a + b + 2c + d = 0 ・・・・ B
AとBを辺々足して、
4a + 3c + 2d = 0 ・・・・ C
よって、

Cから@を辺々引いて、
3a − 2b + d = 0
よって、

DとEをAに代入してから両辺に 6 を掛けて、
6a − 9a − 3d − 8a − 4d + 6d = 0
よって、
d = −11a ・・・・ F
FをDに代入して、

FをEに代入して、

したがって、求める平面の方程式は次のようになる。
x − 4y + 6z − 11 = 0
ベクトル解析 へ戻る