比べるならば
数学と物理学 へ戻る
ばいおりんの日常的物理学文集 へ戻る
2021.04.23


 同じ方向に移動している物質Mと物質Nがあります。それらは2分間毎に同時に一瞬にして速さを増します。互いに等しくはないけれど一定量ずつ増します。そして2分間は等速で移動します。
 静止している観察者A と 彼に対して物質たちの移動方向に速さ 1 m/分で等速直線運動している観察者B がいます。
 2人が物質の速さを測定した結果を示します。

 観察者Aの測定結果:
 観察者Bの測定結果:   ※ 2つの物質が観察者Aに対して同時に移動し始めた時刻を 0時0分 としますと、
   観察者Aが観察を開始したのは 0時1分 であり、観察者Bが観察を開始したのは
   0時5分 だったのです。


観察者Aの測定による物質Mの速さの変化 と 観察者Bの測定による物質Nの速さの変化 を1つの表にまとめます。 この表より、物質Mの速さ と 物質Nの速さ には次のような関係があることが解ります。
   物質Nの速さ = 物質Mの速さ + 4 + ( 観察開始後の時間(分)÷ 2 )

以上の考察は間違っています。本当は、次のような関係です。
   観察者Aの座標系においては、 物質Nの速さ = 物質Mの速さ + 1 + ( 観察開始後の時間(分)÷ 2 )
   観察者Bの座標系においては、 物質Nの速さ = 物質Mの速さ + 3 + ( 観察開始後の時間(分)÷ 2 )


 鏡に映っている本の表紙の字は前後反転しているだけで、左右反転していません。左右反転していると誤認するのは、「今現在鏡に映っている本の表紙の字」と「本の表紙が鏡に向くようにと自分が本を左右反転させた、その前に見た過去の本の表紙の字」とを比べてしまうからです。