インフレとは
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2025.06.15
インフレとは物価の上昇のこと、逆を言えば、お金の価値が低下することです。物価は需要・供給関係によって決定されます。需要が供給を上回わると物価は上昇します。また、最近のインフレのように、円安などの原因によって石油や飼料などの輸入品の高騰により、物を作るための費用が増えて物価が上昇することもあります。
金本位制の兌換紙幣におけるインフレモデルで教育を受けてきた我々の世代は、スタグフレーションという言葉で象徴されるように、貨幣量が増大すると不況下においてもインフレが起きてしまんだと思い込んできたようです。しかし、50年以上も前に管理通貨制度の下の不換紙幣になっており、しかも、銀行預金のデーター間での交換が発達し、もはやマネーストック( 通貨量 )の増大が即インフレを招くという状況ではなくなっています。ましてや、この長期不況下においては、実際には流通していない銀行預金がたくさんになっています。私がそのことに気づいたのは今年になってからのことです。
実際、政府は長年に渡り国債を発行し、その結果マネーストックはどんどん増えていますが、バブル崩壊後は、インフレどころかデフレが続いてきたじゃありませんか。最近になってインフレになっていますが、その原因は、マネーストックの増大でもなく、需要過剰でもありません。したがって、今の政府に期待するものは、円安を食い止め、需要を増大させ、市場原理に任せていられない部門は保護をする、ということになりましょう。