小学校の運動会のビデオほど、 一生懸命に撮影した割には、 後で見ないものはありません。 綱引きしている自分の子供を見つけるのは一苦労で、「 ああ、 目立つ色の靴下を履かせておけばよかった。」と後悔しながら、 やっと見つけてズームインしていきますが、 あまり動きがない上に、 手ぶれをしたり画質が悪くなったりで、 まだ、 全体像を撮っていたほうが絵になります。 子供のビデオは、 普段の生活を撮るべしです。 家庭の象徴であるデジタルビデオを持っている学生さんは少ないと思いますが、 デジタルカメラを持っている方は多いと思います。 でも最近は携帯電話で写真が撮れるようになったので、 案外少ないかも。 さて、 デジタルカメラには、 光学ズーム と デジタルズーム が付いていますが、 光学ズームの倍率の高い物のほうが、 望遠ズーム画像がきれいです。 デジタルズームですと、 画素が拡大され画素数の少ない機種ですと少しボケたようになります。
動物の目のピント合わせは、 レンズの焦点距離を変えることにより行われますが、 光学カメラのピント合わせは、 レンズの位置を変えることにより行われます。 点Aがフィルムに近づくと、 レンズとフィルムとの間隔を広げてやる必要があります。 すると、 点Aのフィルム上の像の中心点からの距離が増します。 ということは、近くにある物体は、大きく写るということです。 また、 遠景を撮るには、 レンズとフィルムとの間隔をレンズの焦点距離とほぼ同じにしなければなりません。 遠方からくる光は 「 受光面にとっての点光源から平行光線 」 です。

点Aがフィルム上にピントの合った像を結んでいるときには、 点Bや点Cもフィルム上にピントの合った像を結んでいます。

点Aがフィルムから遠ざかっても、 点Aのフィルム上の像の中心点からの距離が変化しないようにするためには、 レンズ
のような焦点距離の長いレンズに取り換えなければなりません。 ということは、 望遠レンズとは、 焦点距離の比較的長いレンズのことである、 ということです。
遠景写真の時に、 望遠レンズのほうが視野が狭い理由は、 次の2つの図を比較することによって理解できるものと思います。

遠景写真の時に、 レンズの焦点距離を変えることによって、 拡大しながらピントを合わせようとするのが、 ズームレンズです。 ズームレンズの基本型は、 凸凹凸凸 の4枚のレンズが組み合わさったものです。 下の図は、 一般的な広角の遠景撮影時の状態です。 凸レンズ
と フィルムとの距離が、 ズームレンズの焦点距離になります。
これを、遠方ズームインしたときが、下の図になります。

凸レンズ
、 凸レンズ
、 フィルム の位置は変わっていません。 また、 凸レンズ
には平行光線が入ってきています。遠方ズームインすると、 視野が狭まる理由は、 次の2つの図を比較することによって理解できるものと思います。


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