囚人のジレンマについて考える
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2025.08.20


 共犯の罪で懲役2年の刑をこれから受けようとしている2人の囚人AとBがいます。ここにきて、2人の共犯による別件疑惑が浮上しました。裁判官が2人にこう告げます。「2人とも黙秘を通した場合は、2人は今まで通り懲役2年の刑となり、2人とも罪を認めた場合は、2人とも懲役5年の刑となり、一方が黙秘を通して他方が罪を認めた場合は、黙秘を通した方は懲役10年の刑となり、罪を認めた方は釈放となる。」その後2人は別々に取り調べを受けましたが、はたして2人は黙秘を通したのか? 罪を認めたのか? 囚人AもBも知能が優れていて、かつ、わが身びいきであるとします。

 【 読者の考え方 】  【 2人の考え方 】  おかしいですね。 読者の考え方で達した結論 と 2人の考え方で達した結論 とが異なります。いったいどっちが正しいのでしょうか? 岡目八目の読者か? 当事者の立場の2人か? 正解は、2人の考え方です。つまり、2人とも罪を認めることになります。

 「囚人のジレンマ」は「利得による思惑」が含まれる「ゲーム理論」の問題です。したがって、「無作為」をモットーとする確率論の範疇を超えているのです。

 ※ 参照: 確率 > 容疑者X の選択