重粒子線治療
医療と物理学 へ戻る
ばいおりんの日常的物理学文集 へ戻る
2017.04.02
がん治療で用いられる重粒子線は炭素原子のビームです。 炭素原子の質量は陽子の約12倍です。 陽子線や重粒子線は、 そのエネルギーの大きさによって人体に入る深さが決まり、 エネルギーを放出して急停止します。 したがって、 従来の電磁波放射線治療に比べて、 ターゲットヒット率が格段に高く、 効率的に癌細胞を破壊します。 特に重粒子線は3倍の効果があるそうです。 電子線治療というのもありますが、 深部まで十分に届かないのが欠点です。 これらの新しいがん治療の欠点は健康保険が効かず高価であることですが、 現在の格差社会にマッチしていると言えばマッチしています。