価格の決まり方
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2011.09.08


  万物は4次元時空間を共通のスピードで移動しています。 空間移動スピードの速い物質の相対時間移動スピードは遅くなっていて、 すべての物質は、 4次元時空間を普遍的スピードで移動し続けています。 時の経過のスピードもこれと同じです。

  資本も時空間を移動しています。 資本が移動する空間とは、 地理的空間 生産部門空間 で、 資本の時空間移動スピードは普遍ではありません。 資本とは、 生産のために交換されたり、 生産によって形態を変えたり、 そうしながら自己増殖する富の集まりです。

  価格とは、 商品の交換価値を貨幣の量( 円 )で表したものです。 商品は、 その商品の持つ価格と同じ貨幣の量と交換されます。 価格は時間とともに変動します。 なぜなら、 その折々によって需要と供給のバランスが異なるからです。 顕著なのが、 野菜の価格です。 価格は需要供給均等下の値を中心に変動しているはずです。 そこで、 需要供給均等下の価格を「 価格のコア 」と名づけることにします。 では、「 価格のコア 」はどうやって決まってくるのでしょうか。 それは、 より高い利潤率を追求する資本の移動によって決まってきます。

  では、 そのことを具体的に見ていくことにしましょう。
  同一商品の需要供給均等下での価格を「 時間的平均価格 」と名づけることにします。 ただし、 まだ、 これが「 価格のコア 」ではありません。 すると、 利潤は次の式で与えられます。

    

今、 商品A、 B、 C の生産販売の社会的平均が次の表のようであったとしましょう。
  この表のような時に、 資本の移動が始まります。 つまり、 利潤率の高い商品生産に人気が集まり、 商品Cの生産に関係していた資本は、 そこを引き上げて商品Aのほうに移動します。 すると、 商品Aの生産部門では、 需要と供給の関係によって商品の価格が低下します。 すると、 商品Aの生産部門での利潤率は低下します。 一方、 商品Cの生産部門ではこれと逆のことが起こります。 こうして、 各商品生産の利潤率は、 だんだんに平均化され、 ほぼ等しくなっていきます。 この平均化された利潤率のことを 平均利潤率 といいます。 この表の場合の平均利潤率は次のようになります。
    

すると、 時間的平均価格は次のように変化します。
    
    
    

  このように変化した時間的平均価格のことを「 時空間的平均価格 」と名づけることにします。 これが「 価格のコア 」なのです。 これは、 一般には「 生産価格 」と言われており、 これに需要供給関係が上乗せされた現実的な価格は「 市場価格 」と言われています。