慣性モーメントについて
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2023.03.13____

慣性モーメントの性質:
角運動量原理:
  剛体内を貫通する直線を軸にして剛体が回転するとき、次の式が成り立つ。
     剛体内の微小区域に作用する力モーメントの総和 = 剛体内の微小区域の運動量モーメントの総和を時間で微分したもの

回転運動方程式:
  剛体内を貫通する直線を軸にして剛体が回転するとき、次の式が成り立つ。
     剛体内の微小区域に作用する力モーメントの総和 = 慣性モーメント × 角加速度



 角運動量原理から回転運動方程式を導いてみましょう。
 回転軸をZ軸とする3次元座標系を考えます。剛体はX軸からY軸の方向に角速度の大きさ ω rad/s で回転しているものとします。
 剛体内の微小区域の運動量モーメントの方向はすべてZ軸の正の方向です。
 剛体を一様な密度としてそれを ρ kg/m3 で表すと、剛体内の微小区域( 体積 dV m3 )の質量は kg になります。
  を外積させる演算 ( ) は、 次のように表されます。
    
運動量モーメントは、 位置ベクトル × 運動量 ですから、剛体内の微小区域の運動量モーメントは次のようになります。
   
これを円筒座標表示( XY平面極座標表示 )にすると、次のようになります。
   
      
      
したがって、剛体内の微小区域の運動量モーメントの総和は次のようになります。
   
この式を時間で微分すると次のようになります。
   
角運動量原理より、上式は、剛体内の微小区域に作用する力モーメントの総和 になっています。
そこで、次のように慣性モーメントを定義します。
    ( 単位は kgm2
こうして、回転運動方程式 が導かれます。