価値 と 価格
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2025.04.30
交換価値 や 市場価格 は、古典経済学の言葉です。商品の交換価値は、商品の生産に必要な社会的平均的労働時間によって評価される理論的抽象的なものです。だから単位は「時間」です。一方、商品の市場価格は、商品の需要供給関係によって交換価値を基準に決まってくる現実的具体的なものです。商品の市場価格は、それと交換される貨幣の量によって評価されます。だから単位は「円」です。市場価格は現在の経済学でも生き残っています。これは以前からですけども、資本主義的生産の目的は、生産前に購入した商品の総交換価値から生産販売後の商品の総交換価値への増大ではなく、生産前の投資価格から生産販売後の獲得価格への増大、つまり「利潤」です。
ちなみに、古典経済学では「 賃金とは、労働力の価格である。つまり、賃金とは、次世代の労働力生産販売者( 労働者 )育成も含めて労働者が健康的文化的に労働力を再生産するために社会的平均的に必要な商品の総交換価値を基準に決まってくる総商品の市場価格の合計である。」とされます。