初めは1それとも 0 ?
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2014.08.18
日本で初めて国会議員の総選挙が行われたのは 1890年( 明治23年 ) です。 その時の有権者数は日本国民数の約 1% だったとのことで、 選挙権を持つことのできる条件は次のような内容だったそうです。
直接国税15円以上納税している満25歳以上の男性であること。
この条件文を読むと、「 男性 」や「 15円 」も気になりますが、 私は特に「 満 」が気になりました。
2001年8月1日生まれの人 :
数え1歳 : 2001年8月1日 〜 2001年12月31日
数え2歳 : 2002年1月1日 〜 2002年12月31日
数え3歳 : 2003年1月1日 〜 2003年12月31日
数え4歳 : 2004年1月1日 〜 2004年12月31日
満0歳 : 20012年8月1日 〜 2002年7月31日
満1歳 : 2001年8月1日 〜 2003年7月31日
満2歳 : 2003年8月1日 〜 2004年7月31日
満3歳 : 2004年8月1日 〜 2005年7月31日
数え年 と 満年齢 との差 :
元旦から誕生日の前日までは 2歳差
誕生日から大晦日までは1歳差
昔は数え年であったのは、0が発見されていなかったためだと思います。 また、 自己主義的自由主義的思想が発展していなかったために、 個人よりもその個人が存在する時や所の方が重要視されていたためであろうと思います。 昔の「 年をとる 」という考え方は、 全員が元旦の日だけ12段でひと回りする螺旋階段を1段 昇るというものであり、 生まれた時にいる段が1段目 になります。1回基本的な何かをして得られる 時 や 場所 が1年目 や1か所目 ではなく、 自分が何かをして得られる前までのあらかじめ定められた 時 や 場所 が1年目 や1か所目 なのです。 現代人でも、「1年生 」とか「 ビルの2階 」とか、0の発見以前の考え方で日常生活をしていることがたくさんあります。 また、「 ねずみ年の人 」とか「 南予の人 」とか、 十把一絡( じゅっぱひとからげ )にしたりされたりすることもあります。
追伸 : 「 男性 」や「 15円 」が気になった方へ
1925年( 大正14年 )に、「 直接国税15円以上納税している満 」の部分が削られて制限が縮小され、1945年( 昭和20年 )には、「 20歳以上の日本国民であること。」に変更されて制限がさらに縮小されました。 ということは、 選挙権的には20歳未満の日本国民は 選挙年齢0歳 ということになりましょうか。