カロリーという単位
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2019.11.09
アメリカのお菓子の熱量表示の単位は Kcal ではなく kJ です。 これを Kcal に直すには、 4.2 で割ればいいです。
日本の栄養学における熱量の単位は Kcal で、「 カロリー 」と読まします。 これは、 物理学の kcal( キロカロリー )と同じものです。 しかし、 現在、 物理学では cal という単位は使われていません。 物理学で使われている熱量の単位は、 エネルギーの単位である J( ジュール )です。 1 J は、 1 N( ニュートン )( 102gの物質を支えるために必要な力 )の力で物質を 1m 動かすときの仕事量です。
日本では、 1 cal = 4.184 J ですが、 国によっては若干これと異なります。 その理由を紹介します。 元々の cal の定義は「 1 g の水の温度を標準大気圧下で 1 ℃ 上げるのに必要な熱量 」です。 ただし、 水の比熱はその温度によって異なるため ( 例えば、 0 ℃ で 4.219 J/g、 15 ℃ で 4.186 J/g、 17.5 ℃ で 4.184 J/g、 34.5 ℃ で 4.178 J/g )、 水温によって単位カロリーの量が異なります。 日本では、 水温 17.5 ℃ の場合としたのです。 このように、 cal は標準化されていませんので、 物理学では使用されなくなったのです。