血液の成分
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2025.05.19


血液量は体重の 約 8% ( 1/13 ) です。 血液の成分は次のように分類されます。

  1. 細胞性成分
      白血球 : いわば、 自衛隊
      赤血球 : いわば、 酸素の宅配業者
      血小板 : 止血担当


  2. 血漿
      血清 ・ ・ ・ 採血した血液を試験管内で15分以上放置した後に遠心分離
            したものの上澄み液  血漿から凝固成分が除去されたもの
        
      凝固成分 ・ ・ ・ フィブリノーゲン


       血漿に含まれるもの
         ● 水
         ● ガス ( 酸素 二酸化炭素 )
         ● 栄養素 ( 糖 蛋白質 脂質 電解質( ミネラル ) ビタミン )
         ● 老廃物 ( 尿素窒素  クレアチニン  尿酸  ビリルビン )
                 ⇒ 腎排泄↓ すると 血中濃度↑

         ● 機能性蛋白質
           ・ 細胞内酵素 ( GОT γ -GTP CPK など )
                     ⇒ 細胞破壊が起こると血中濃度↑
           ・ ホルモン
           ・ 抗体
           ・ 凝固因子 ( フィブリノーゲンなど)


 
1.

  血液検査では、
    何を調べ
    何がわかるの?
       ( 人間ドック編 )  





 
2.
     血液は 血漿 と 血球 から成る

 血漿は 血清 と フィブリノーゲン からなる。
    ※ フィブリノーゲンは、凝固をする機能性蛋白質

 血球は 白血球 と 赤血球 と 血小板 からなる。
    ※ 白血球は、自衛隊に相当する。
    ※ 赤血球の中のヘモグロビンは、酸素配達人に相当する。
    ※ 血小板は、凝集して血管に開いた穴をとりあえず塞ぐ。
    ※ 凝集の上から凝固をして血管の穴塞ぎが完結される。


 
3.
    血球の何を調べて何がわかるの?

@ 血中白血球密度 と 白血球の種類別密度内訳
     → 細菌感染 や 白血病 がわかる。
A 血中赤血球密度
     → 骨髄機能低下がわかる。再生不良性貧血
B 赤血球中のヘモグロビンの血中濃度
     → 貧血がわかる。
C 血中血小板密度
     → 紫斑病 や 肝硬変 がわかる。
  ※ 密度: 単位体積あたりの数    濃度: 単位体積あたりの質量 


 
4.
      血漿の何を調べているの?

● 栄養素 ( 糖 脂質 蛋白質 ビタミン ミネラル 食物繊維 )

● 老廃物 ( 蛋白質分解産物 核酸分解産物 )

● 機能性蛋白質 ( 酵素 ホルモン 抗体 凝固因子 )

● 産生蛋白質 ( 癌産生蛋白 炎症産生蛋白 )

● ガス  ( 酸素 二酸化炭素 )  ← 人間ドックでは調べません。



 
5.
 栄養素 ( 糖 脂質 蛋白質 ビタミン ミネラル 食物繊維 )
       人間ドックで測定する項目


● 糖 → 糖尿病
      ※ 赤血球中のヘモグロビン中の糖濃度も測定
         ( グリコヘモグロビン: HbA1c )

● 脂質( コレステロール 中性脂肪 ) → 高脂血症

● 蛋白質( アルブミン ) → 肝硬変

● ミネラル( 鉄 )→ 貧血



 
6.
  老廃物 ( 蛋白質分解産物 核酸分解産物 )
      人間ドックで測定する項目


● 蛋白質分解産物( クレアチニン ) → 腎機能低下

● 核酸( DNA や RNA )分解産物 ( 尿酸 ) → 痛風のリスク



 
7.
  機能性蛋白質 ( 酵素 ホルモン 抗体 凝固因子 )
      人間ドックで測定する項目


● 栄養素 ( 糖 脂質 蛋白質 ビタミン ミネラル 食物繊維 )

● 酵素( GOT や γ-GTP など ) → 肝障害

● 甲状腺刺激ホルモン → 甲状腺 機能亢進症 や 機能低下症

● 心臓分泌ホルモン( NT-proBNP ) → 心機能低下リスク

        ※ 人間ドックでは抗体や凝固因子は調べません。



 
8.
  産生蛋白質 ( 癌産生蛋白 炎症産生蛋白 )
      人間ドックで測定する項目


● 前立腺がん産生蛋白( PA ) → 前立腺がん( 男性のみ )

● 炎症産生蛋白( CRP ) → 炎症性疾患( 発熱 や 関節痛 )




 
9.( 参考 )
        白血球分類

● 好中球
   ・ 桿状球  ← 細菌感染で上昇します。
   ・ 分葉球
● 好酸球  ← アレルギー疾患で上昇します。
● 好塩基球
● リンパ球  ← ウィルス感染に対する免疫で活躍します。
● 単球