霧と湯気と結露と露と霜
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2012.05.10
今年は桜の時期が遅かったために、 桜が散ったと思ったら一気に山が黄緑色になり、 2階の窓から真近に見えるようになりました。 雨上がりには、 連なる山々の谷間からはいくつもの霧が昇り、 まるで別府の鉄輪(かんなわ)温泉のような風景になります。 雨上がりには、 山肌の空気は湿度が100%近くになっています。 風が山に当たると、 谷間に沿って吹き上がり、 山肌の空気は持ち上げられます。 すると、 断熱膨張によって温度が下がり即座に 凝縮( 凝結 )して霧となるのです。
鉄輪温泉のは、 湯気であって霧とは違います。 湯気とは、 水面から蒸発した水蒸気( 水が気体になったもの )が冷たい空気で冷やされて 凝縮 ( 気体が液体化すること )したものです。 水蒸気は見えませんが、 湯気は見えます。
霧島観光ホテルにあるような大展望風呂には眼鏡をかけたまま入りますが、 浴室に入ったとたんに眼鏡が曇ります。 これは 結露 によるものです。 結露とは、 比較的冷たい固体の表面で空気中の水蒸気が 凝縮 すること、 または、 したものです。
露とは、 空気中の水蒸気が放射冷却などの影響によって植物の葉や建物の外壁の表面に 結露 し、 それらが集まって水滴になったものです。
霜とは、 空気中の水蒸気が放射冷却などの影響によって低下すると共に、 個体の表面の温度が下がることによって、 空気中の水蒸気が昇華( 気体が一気に固体化すること )し、 個体の表面に氷の結晶として堆積したものです。
※ 参照: ばいおりんの日常的物理学文集 > その他と物理学 > 物質の3態の変化