情報量の増加による期待値の変動
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2022.10.21____

 サイコロを6回振った時の出た目の数の合計の期待値は {(1+2+3+4+5+6)÷6}×6 =→ 3.5×6 =→ 21 です。これはサイコロをまだ1回も振っていないときの期待値です。サイコロを振るごとに期待値は変動していきます。たとえば、n回目にnの目が出た場合、期待値がどのように変化したのかを見てみましょう。

 ダイアのトランプカード13枚のうち無作為に6枚を抽出したとき、その合計の期待値は {(1+2+3+4+・・・+12+13)÷13}×6 =→ [{(1+13)×13÷2}÷13]×6 =→ 7×6 =→ 42 です。これは抽出した6枚を1枚もめくっていないときの期待値です。カードをめくるごとに期待値は変動していきます。たとえば、抽出した6枚をめくっていったところ 4→5→6→7→8→9 であった場合、期待値がどのように変化したのかを見てみましょう。

 というわけで、期待値は情報量の増加に伴って変動することが分かります。



  参考: 確率 > 2つの封筒のパラドックスを解く