地球の自転を速くしていくと北半球の物質は真南に移動し始める
力学 へ戻る
大学生のための物理学 へ戻る
2025.06.18


 重力加速度を g ms2 ( g ≒ 9.80665 ) とします。地球の半径を d m ( d ≒ 6378137 ) とします。北緯 45度の場所にどんな物質に対しても最大静止摩擦係数が1の水平な床があり、その上に立方体をした物体が置かれています。地球の自転速度を徐々に上げていき、今の 17.05倍にすると、物体に作用する 遠心力 と 重力の遠心力と反対方向の成分 とが釣り合うようになります。すると、物体は真南の方向へ運動を開始します。その理由を考えてみましょう。


      

    釣り合った時の地球の自転の角速度の大きさ: root ( g / d ) ≒ 1.2400 × 103
    元来の地球の自転の角速度の大きさ: 2π / ( 60×60×24 ) ≒ 7.272 × 105
    1.2400 × 103 ÷ 7.272 × 105 ≒ 17.05
    等速円運動の加速度: 向心方向に大きさ 2
    最大静止摩擦係数が1のとき、水平方向に垂直抗力以上の力を加えると物体は移動し始める。
     sin (45°) = 1 / root ( 2 )