電子マネー
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2012.06.26


  地域社会が崩壊し、 マンションでは隣に住んでいる人と顔を合わすことすらなくなってきました。 そのため、 現代の日本社会では、 信用というものが次第に縮小してきています。 不況下で他人の事業に投資する時には特に信用が大切になります。 誰も信用のない人の商品生産販売には投資したくありませんので、 中小企業の事業者は資金調達に四苦八苦しています。 順調な商品生産販売は価値増殖機構です。 投資とは、 生活に余裕のあるお金を将来的に増やすことを目的に行われる行為のことで、 直接的あるいは間接的に、 商品を生産販売するために必要な物を購入することです。 しかし、 途中で思惑が外れて捨て銭になってしまう危険性もあります。

  現代社会では人間の信用は縮小してきていますが、 貨幣の代わりになるものの信用はその反対に拡大してきています。 貨幣の代わりになるものの流通が比較的多い経済は「 信用経済 」と言われます。 経済が発達するまでの貨幣の形態は 金( きん )であり、 経済が発達して以降の貨幣の形態は 不換紙幣 です。 紙幣は、 兌換紙幣 と 不換紙幣 に大きく分類されます。 兌換紙幣は、 金( きん )が貨幣の形態である社会において、 金の代わりになるものであり、 不換紙幣は、 金が貨幣の形態ではない社会における貨幣の形態です。

貨幣 ( マネー ) の 役割り( 機能 )は、 次の3つです。
    価値の尺度
    交換手段
    価値貯蔵手段

  不換紙幣の代わりになるものには、 小切手、 手形、 株式、 社債、 電子マネー などがあります。 最近発達してきたのが、 電子マネーです。 電子マネーには、 Edy、Suica、 ETCカード などの「 ICカード 」と「 オサイフケータイ 」があります。 それらに備えられている「 IC( 集積回路 )チップ 」には、 CPU( 中央処理装置 )や メモリー( 演算用一時的記憶装置 )が搭載されています。

  いつもキャッシュばかりでクレジットカードを使ったことのない私が、 4年前に東京に行った時、 地下鉄で初めてSuicaを利用しました。 初めに3000円チャージしておいたら、 あとは切符を買わなくてすみスムースに行動することができました。 万が一紛失しても怖くないし、 便利なものができたなあと思いました。