時刻の間隔 の 感覚
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2013.04.15


  私は、 信号無視したオートバイが交差点に進入して乗用車の側面に衝突して、 バイクのライダーが上方に跳ね飛んだ交通事故を真近で見たことがあります。 幸い怪我はたいしたことはなかったようでしたが、 そのときのライダーがはね飛ばされてから落ちるまでがスローモーションのように感じたことを覚えています。 恐怖体験中の人にはこのようなことが起こることは心理学で確かめられています。 また、 私たちは、 スローモーションの映像を見ている時間は早送りの映像を見ている時間よりも短く感じます。 また、 学生たちは、 昼休みの遊び時間は短くて、 授業時間は長く感じています。 また、 知らない土地への日帰りドライブでは、 行きに比べて帰りは短く感じます。 また、 大人の1年は子供の1年に比べて短く感じます。 このように、 私たちの時間に関する感覚は長くなったり短くなったりしています。


  では、 今のあなたの時間感覚が正確であるかどうか確かめてみましょう。 スタートボタンを押して、 10秒間経ったと思ったらストップボタンを押してください。
  平均脈拍が1分間あたり72回ですから、 12回脈が打つ時間を10秒とするのもいいでしょう。( 個人差があります。)


  相対性理論は、 移動している人はスローモーションで活動しゆっくりと年老いていると言います。 それは錯覚ではなく現実だと言います。 移動は相対的な現象ですから、 お互いが相手の方がゆっくりと年老いていくことになり、 矛盾します。 矛盾はパラドックスとは違います。 パラドックスとは、 一見矛盾しているように思えるけれども塾考すると実際は矛盾していないものです。 定説は「 双子のパラドックス 」と言いますが、 私は「 双子の矛盾 」と言っています。