【 問 題 】
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円周上に無作為に3点を取り、それを頂点として円に内接する三角形を作るとき、その三角形に円の中心が含まれる確率を求めよ。
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まず、円周上に点 P1 を取る。点 P1 はどこにとっても確率的には意味が無いので、固定させる。
次に点 P2 をとる。点 P1 と 点 P2 の円周上の距離は円周の長さの半分以下とする。なぜなら、それ以上にとっても、円を前後反転させると、点 P1 から 点 P2 までの円周上の距離は円周の長さの半分以下になるからだ。
その次に点 P3 を取るのだが、点 P1 と 点 P2 の間の弧と正反対側になる弧の上に点 P3を取るときにのみ、3点を結んでできる三角形は円の中心を含む。
ということは、点 P1 と 点 P2 を固定したときに、3点を結んでできる三角形に円の中心が含まれる確率は、点 P1 と 点 P2 の間の弧の長さを円周の長さで割った値になる。
問題の答えを得るためには、点 P1 から 点 P2 までの円周上の距離を 0 から 円周の長さの半分 まで動かしてその都度の確率を積分したものを、円周の長さで割って平均化すればよいので、答えは次のようになる。


三角形ABCが内部に原点Oを含むための必要十分条件は、3点がある直径に対してすべて同じ側になっているということがないことです。そのためには、次の3つの条件がすべて満足されなくてはなりません。ただし、ここで用いている角度は、反時計回りを正の方向とする回転ベクトルとしての角度です。
1. ∠AOB < +180度 ( 3点がある直径に対してすべて同じ側にあっていけません。)
2. ∠BOC < +180度
3. ∠AOC > +180度
最初の点Q1を取った後2番目の点Q2を取りますが、そのとき∠Q1OQ2 の平均は 90 度( ここでは回転ベクトルとしての角度ではなく、180度以下の交差角度を用いています。)になります。その平均の状態から最後の点Q3を取ったときに、三角形Q1Q2Q3が内部に原点Oを含む確率は次にようにして求めることができます。
90度 ÷ 360度 =→ 1/4
プログラムの内容 :
【 解 説 】
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この問題は「最初に0〜1の間の実数を無作為に1つ選び、次に0〜2の間の実数を無作為に1つ選んだときに、最初に選んだ数の方が大きくなる確率を求めよ。」という問題と同じです。点Q3が弧Q1Q2上になったときに、点Q3の正反対側に点Q4を取ると、三角形Q1Q4Q2は中心を含みます。
最初に0〜1の間の実数を無作為に1つ選び、次に0〜2の間の実数を無作為に1つ選んだときに、最初に選んだ数の方が大きくなる確率をプログラムシミュレーションにより求めてみましょう。
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