日本の五音階
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2022.05.18___
主要な日本の五音階を西洋音楽的に解釈してみました。( 長調と短調 に分類 )
ヨナ抜き音階:
ド レ ミ ソ ラ ド ( 4・7 抜き長調 ) = 呂旋法の応用___
都節:
ラ シ ド ミ ファ ラ ( 4・7 抜き短調 ) = 陰旋法の応用
陽旋法( 田舎節 ):
ラ シ レ ミ ソ ラ ( 3・6 抜き短調 ) = 律旋法の応用
民謡調:
ラ ド レ ミ ソ ラ ( 2・6 抜き短調 ) = 律旋法の応用
琉球音階:
ド ミ ファ ソ シ ド ( 2・6 抜き長調 )
※ 呂旋法の本質は 七抜き長調 ( どれみふぁそらど ) と私は考えます。
※ 律旋法の本質は 六抜き短調 ( らしどれみそら ) と私は考えます。
※ 陰旋法の本質は 七抜き短調 ( らしどれみふぁら ) と私は考えます。
※ ここで言う本質とは、西洋的解釈のことです。
※ 一般的には、陰旋法は次のように言われています。
上行: みふぁらしれみ 下行: みどしらふぁみ
ラを主音とするのが、陰旋法の西洋的解釈だと考えます。
※ 一般的には、都節は みふぁらしどみ だと言われています。
陰旋法を下行で統一し、ラを主音とするのが、都節の西洋的解釈だと考えます。
※ 一般的には、陽旋法は れみそらどれ だと言われています。
主音レをラとするのが、陽旋法の西洋的解釈だと考えます。
階名を西洋的解釈にすると、和音伴奏を付けやすくなります。
呂旋法で作られた楽曲の例:
木曾節( ドから始まりレで終わる )
陰旋法で作られた楽曲の例:
通りゃんせ( ミから始まりミで終わる )
うさぎ( ファから始まりミで終わる )
都節で作られた楽曲の例:
さくらさくら( ラから始まりミで終わる )
五木の子守唄( ミから始まりラで終わる )
花かげ( ラから始まりラで終わる )
まっくろけ節( ミから始まりシで終わる )
陽旋法( 田舎節 )で作られた楽曲の例:( 実際は短調である )
君が代( ラから始まりラで終わる )
※ ラ♯ファミ の部分だけは呂旋法のドラソと考えます。
※ レから始まるとすると、レシラの部分だけは呂旋法のドラソと考えます。
かごめ( ラから始まりラで終わる )
民謡調で作られた楽曲の例:
あんたがたどこさ( ラから始まりレで終わる )
ソーラン節( ソから始まりラで終わる )
貝殻節( ソから始まりラで終わる )
竹田の子守唄( ソから始まりラで終わる )
時代と音楽:
安土桃山時代までは、呂旋法、律旋法。
江戸時代までは、陰旋法、陽旋法、都節。
明治以降は、ヨナ抜き音階、都節、民謡調、琉球音階。
呂旋法・律旋法・陰旋法の本質:
陰旋法と陽旋法は並列ではありません。陽旋法は、民謡調と同様に律旋法に由来すると考えます。
呂旋法は、ドレミファソラシド の ミクソリディアン = ソラシドレミファソ =→ ドレミファソラド が本質的なものと考えます。
陰旋法は、ミファラシドレミ より、ラを主音として、ラシドレミファラ が本質的なものと考えます。
律旋法は、ドレミファソラシド の ドリアン = レミファソラシドレ =→ ドレ#レファソラ#ラド
から♯レと#ラを除いて、 ドレファソラド になると考える人たちもあります。
陰旋法は、ミファラシドレミ より、ラを主音として ラシドレミファラ が本質的なものと考えます。