般若心経の日本語訳
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2020.12.09


 お釈迦様による悟りの境地に至るために身につけなければならない偉大な仏の智慧の説明の要旨
 観音菩薩は一生懸命に仏になる修行をしていたときに、人を構成する要素(五蘊)が、実は実体のない仮のものであることを見抜きました。それによってすべての苦しみを消すことがでました。
 五蘊、すなわち、私たちの 肉体 や 感覚 や イメージされた世界 や 意思 や 分別・ 記憶 はすべて実体のない仮のものです。
 このように、私たちの認識の対象や内容(法)は実体がないので、生まれたり消えたり、汚れたりきれいになったり、増えたり減ったりすることはありません。
 「空」の思想の立場からすれば、五蘊や六根はありませんし、十二縁起の順観も逆観もありません。また、四諦も無く、悟りを得ようとする主体もなく悟りもありません。これも一切の執着を断っているからなのです。
 菩薩は、仏の智慧に基づいているので、心に何の妨げもありません。したがって、恐れがなく、正しく考え、悟りの境地に触れることができるのです。過去・現在・未来のさまざまな仏も仏の智慧によって悟りを開いたのです。
 先人も知っていたように、 仏の智慧は偉大なもので、すべての苦しみを消してくれます。決して嘘ではありません。では、「仏の智慧」を探求するために、次の呪文を唱えましょう。
     ギャーテイ  ギャーテイ
     ハーラーギャーテイ  ハーラーソーギャーテイ
     ボージーソーワーカー


( コメント )

  仏説摩訶般若波羅蜜多心経 ( 般若心経 ) は、 自分の思いどおりにしようとしたり、 より贅沢に快適に生きようとしたりしないで、 楽に生きるための心構えを教えています。

    空 = 実体のないこと すべてかりそめのものであるということ
      = すべてのものは常に変化しているということ
      = それ独自では存在できないもの  無自性  因縁生起
      = すべてのものの本質は区別がなくて同一のものであるということ
      = 瞬間 かつ 永遠  無限小 かつ 無限大
      = 仏心  悟り
      = 自分は悟ったと思った瞬間が無明の始まりであることを表すもの
      = 言葉というバイアス( 偏見 )を外す境地
    般若波羅蜜多 = 六波羅蜜の1つで、「仏の智慧」とは何か探求すること
    般若 = 「仏の智慧」
       = 無分別智
    波羅蜜 = 仏 ( 悟りの境地に至った者 ) になるための修行
    阿耨多羅三藐三菩提 = 悟りの境地 = 涅槃 = 彼岸
    五蘊 = 色 受 想 行 識
       = 人の肉体や精神作用を構成するすべての要素
           色: 感覚の対象となるもの
           受: 感覚器による外部情報キャッチ
           想: その情報を元に映像や音や臭いや味などを作る。
           行: 近寄ろうとか遠ざかろうなどの意志を決める。
           識: 知識として蓄える。
    六根 = 眼 耳 鼻 舌 身 意   ( 眼界 乃至 意識界 )
       = 五感 + 意識
         ※ 意識 の対象となるのが 法 だが、 ここでの 法 とは、言葉で綴られた概念のことである。
    十二縁起 = 無明 行 識 〜 有 生 老死   ( 無明 乃至 老死 )
         = 苦が生じるプロセスをアルゴリズム化したもの ( 順観 )
         = 苦を消滅させるプロセスをアルゴリズム化したもの ( 逆観 )
         ※ 参考: ばいおりんの日常的物理学文章 > 哲学と物理学 > 心のブラックホールと十二縁起
    四諦 = 苦 集 滅 道
       = 4つの真理 : 人生は苦 苦の原因 苦の原因を無くし涅槃へ そのための行い

    舎利子 = 「舎利子よ」と観音菩薩がお釈迦様の弟子に呼びかけている
    是 = このように
    故 = それゆえに
    是故 = というわけで
    故知 = 先人の用いた知恵
    乃至 = 〜

  では、 毎日、 次のプログラムを実行して智慧波羅蜜をしましょう。
      ( 終了は Escキー )
  

  * 誤字のお詫び
     捶 でなくて 埵 = 埵 です。
     圭 でなくて 罣 = 罣 です。