色温度 と ホワイトバランス
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2025.02.21


  蛍光灯の光の色は、 波長ではなく、 ケルビンという熱の単位で表わされる色温度で表されます。 色温度は、 その色を放出させている標準黒体の温度でもってその色を表現しようとするとするものです。

  黒体は絶対温度1800K(ケルビン)では赤色の光を放ち、 3000Kでは黄色の光を放ち、5500Kでは白色の光を放ち、 7000Kでは水色の光を放ち、 15000Kでは青色の光を放ちます。

  蛍光灯の光は、3000K から 6500K の範囲くらいに設定されています。

  3000Kの蛍光灯を照明にして、 ホワイトボードを光学カメラで写真に撮ると、 黄色っぽく写り、 6500Kの蛍光灯を照明にして、 ホワイトボードを写真にとると、 青っぽく写ります。 そこで、 オートホワイトバランスという自動補正機能が装備されたデジタルカメラを使うと、 いずれも5500Kの昼間の太陽光を照明にして撮ったような写真になります。

  デジタルカメラはレンズを通して入ってくる光を RGB 解析して電気信号に変えていますが、白い物体が反射してカメラに届ける光は、物体に照射する光の質によって RGB に微妙なばらつきが出て R = G = B にはならないのです。そこでオートホワイトバランスはその微妙な RGB の微妙なばらつきを修正して、5500Kの昼間の太陽光を照明にして撮ったような物体の色に補正しています。