プライマリーバランス
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2025.05.20
A: 一般会計歳入総額( x 円 )− 公債金
B: 一般会計歳出総額( x 円 )− 国債費
※ 公債金とは、公債を発行販売することによって得る金額のことです。
※ 国債費とは、国債の利子払いや償還に必要な金額のことです。
※ 歳入歳出を国債を除外して考えようとしているわけです。
「 現在は 公債金 > 国債費 のために A < B であるが、 A = B のプライマリーバランスが取れた状態、つまり健全な財政状態に持って行く必要がある。プライマリーバランスがあってこそ、社会保障の充実があり国民の幸せや豊かさが増大する。そのためには、今は増税が必要である。」というのが今の政府の考え方です。
これに対して、「 プライマリーバランス = 健全な財政状態 ではなく、経済成長 = 健全な財政状態 である。経済成長があってこそ、社会保障の充実があり国民の幸せや豊かさが増大する。現在の長期不況を脱却するためには減税をしなければならない。」という考え方があります。
今の政府のような考え方をする人たちを「 緊縮財政派 」といい、その反対の考え方をする人たちを「 積極財政派 」と言います。積極財政派の考え方の根底には、「 民間の保有している国債は政府にとっては赤字( 債務 )であるが、民間にとっては黒字( 債権 )である。」とか「 国債を日銀が通貨を発行して買い取れば政府の赤字はなくなるし、民間の黒字はなくならない。」いう考えがあります。
国の歳入歳出を考えるには、以上の考え方を戦わせて検討するとともに、どこから重点的に税を取り、どこに重点を置いて予算を使うのかの検討も大切です。