(0) はじめに
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PH = −log[H+] H+ が多いほど酸性に傾きます。
PH: 0 〜 酸性 〜 7 〜 アルカリ性 〜 14
厳密には PH = 7.00 が中性ですが、一般的には PH = 6 〜 8 を中性と言います。
動脈血の PH は 7.40±0.05 であり、厳密には極軽度のアルカリ性になっています。
体内では、常に H+ と HCO3− が産生されています。
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CO2 + H2O → H2CO3 → H+ + HCO3−
こうして、H+↑ となり動脈血は酸性方向に傾いていく。
すると、腎臓の遠位尿細管は H+ の排泄を増加させ HCO3− の排泄を減少させて、
低下した PH を元に戻そうとする。これを代償作用という。
HCO3−↑ になると逆方向の化学反応も起こってくる。
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H+ + HCO3− → H2CO3 → CO2 + H2O
こうして、H+↓ となり動脈血はさらにアルカリ性へと傾いていく。
すると、腎臓の遠位尿細管は H+ の排泄を減少させ HCO3− の排泄を増加させて、
上昇した PH を元に戻そうとする。これを代償作用という。
HCO3−↓ になると逆方向の化学反応も起こってくる。
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動脈血は酸性方向に傾いていく。
すると、肺の喚起量が無意識的に増加し、CO2↓ となり次の化学反応が起こる。
H+ + HCO3− → H2CO3 → CO2 + H2O
これは、低下した PH を元に戻そうとする反応で、代償作用といわれる。
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動脈血はさらにアルカリ性へと傾いていく。
すると、肺の喚起量が無意識的に減少し、CO2↑ となり次の化学反応が起こる。
CO2 + H2O → H2CO3 → H+ + HCO3−
これは、上昇した PH を元に戻そうとする反応で、代償作用といわれる。

[ HCO3− ] の正常値 : 24±2 mEq/L
PCO2 の正常値 : 40±5 mmHg
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