貿易収支0の貿易とは「交換目的に自国内の企業が生産した商品 と 外国の企業が生産した商品で自国内の企業や自国民が消費する物 との等価交換がなされている。」ということです。
交換目的に自国内の企業が生産した商品 と 外国の企業が生産した商品で自国内の企業が交換目的に使用する物 との等価交換がなされた後に、新たに得た交換目的に使用する物 と 他の外国の企業が生産した商品で自国内の企業や自国民が消費する物 との等価交換がなされる場合を「三角貿易」と言います。その交換目的に使用する物はわざわざ国内に持ち込む必要はありません。船に積んで他国へと移動させるだけです。
イギリスは過去に2つの三角貿易をしています。それは、1700年前後のアフリカ西海岸とアメリカ東海岸との三角貿易 と 1800年代前半のインドと清との三角貿易 です。いずれも非常に悪徳な商売です。前者は、まず、アフリカ西海岸に武器を売って奴隷を買い、次に、アメリカ東海岸に奴隷を売ってタバコ・綿花・砂糖・コーヒーを買うというものです。後者は、まず、インドに綿織物を売ってアヘンを買い、次に、清にアヘンを売って茶を買うというものです。
三角貿易とは、要するに国際的仲買商売のことであり、商品の輸送によって付加価値が加わるので、 自国で売った綿織物の価値 < 他国で買った茶の価値 ということになります。自国に持って帰った茶はさらに高価で売れるので、 自国で売った綿織物の価格 << 自国で売った茶の価格 ということになります。三角貿易による利益は多大なものになるのです。
参考:
大学生のための数学 > その他の数学 > 交換の表現方法