健康の三宝
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2015.02.01
元気 や 病気 の 気 は、 エネルギーを意味する。 体の中で行われる「 生物学的呼吸 」という エネルギー変換 と 体の外で行われる「 労働 」という エネルギー源を獲得する行為 との 一体化したエネルギー循環を 気 という。 エネルギー保存の法則 は生物界でも貫かれる。「 労働 」とはエネルギーを消費して新たなエネルギー源を取り入れることである。「 生物学的呼吸 」とは、「 労働 」によって取り込んだ新たなエネルギー源を「 労働 」するためのエネルギーに変換することである。
この体の中と体の外でのエネルギー循環が、 なんら支障なく都合良く快適に遂行されている状態は、 本来の生物に備わっていることで、 これを元気という。 逆に、 このエネルギー循環が不便になって、 なんらかの問題が生じ、 それを犠牲にしながらなんとか遂行されている状況が病気である。 その結果、 体内には「 炎症 」と「 変性 」が形成され増大していく。
病気は「 炎症 」と「 変性 」から構成される。「 変形性膝関節症 」という病気は「 炎症 」と「 変性 」がおよそ半々の病気である。 急性疾患である インフルエンザ や 膀胱炎 はほとんどが「 炎症 」の病気であり、 脳梗塞 や 肝硬変 や 癌 は「 炎症 」よりも「 変性 」の構成比が高い病気である。
私たちは常に自分の健康を求めている。 したがって、 私たちは「 健康の三宝 」を大切にすべきである。 健康の三宝とは「 理 」「 生 」「 医 」の三宝である。「 理 」とは科学的という意味である。 迷信や誇大広告に捕らわれず、 健康の仕組みがきちんと理解できているということである。「 生 」とは 健康的な生活 という意味である。 健康的な生活とは、 まず代謝を害する物を体内に取り込まないことである。 そうして次に、 元気が常に自分の中に潜在していることに気づいてそれを日常生活の中に実現させることである。 健康的な生活は良薬であるがゆえに大切にすべきである。「 医 」とは医療という意味である。 医療は、 病気と闘う自然治癒力を応援してくれるのはもちろんのこと、 科学的健康観を学ぶことを手助けしてくれ、 健康的な生活を送るためのアドバイスをしてくれる良き友であるがゆえに大切にすべきである。