スコアの一期一会
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2013.07.28<


  今年の高校野球地方大会の決勝戦は、 延長なしの5対2で先攻チームの勝利に終わった。 そこで、 スコアボードの数字の並び方は何とおりあるのか考えてみた。

先攻チームについて、 点の入り方には次の種類がある。

   1イニングに5点のみが入るとき :  9 とおり
   1イニングに4点と1点が入るとき : 9×8 とおり
   1イニングに3点と2点が入るとき : 9×8 とおり
   1イニングに3点と1点が入るとき : 9 ×( 8×7 ÷ 2 ) とおり
   1イニングに2点と1点が入るとき
       2点のイニングが2つのとき : ( 9×8 ÷ 2 )× 7 とおり
       2点のイニングが1つのとき : 9 ×{( 8×7×6 )÷( 3×2 )} とおり
   1イニングに1点のみが入るとき :  ( 9×8×7×6×5 )÷( 5×4×3×2 )

   計 ) 9 + 72 + 72 + 252 + 252 + 504 + 126 = 1287 とおり

後攻チームについて、 点の入り方には次の種類がある。

   1イニングに2点のみが入るとき : 9 とおり
   1イニングに1点のみが入るとき : 9×8÷2 とおり

   計 ) 45 とおり

したがって、 答えは次のようになる。

     1287 × 45 = 57915 とおり


  5対2で先攻チームが勝つという確率もそう高くはないと思うのだが、 その上にこれだけのケースがあるというのだから、 優勝校の校歌を聴きながら見た今日のスコアボードの数字の並び方は、 一期一会だったのだ。