シャープ と フラット の 音程 追述
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2020.12.26


 以前に、純正調では、♯が付くと音の振動数は 25/24 倍になり、♭が付くと音の振動数は 24/25 倍になると書きましたが、今思うとそれは特定の条件の元でのことでした。特定の条件とは、古関裕而 作曲の「長崎の鐘」のように長調と短調の間での転調がある場合です。

 しかし、長調と長調の間での転調( 移調 )の場合は違うのです。例えば、ト長調からニ長調への転調の場合は、フ に♯が付くと音の振動数は 135/128 倍になります。

   純正調における、フ に対する ソ の振動数比:
        
   純正調における、シ に対する ド の振動数比:
        
   ト長調の ♯フ ソ =→ ニ長調の シ ド
   ト長調の ソ と ニ長調の ド は同じ振動数の音です。
   ト長調の フ の音の振動数を x とし、ニ長調の シ の音の振動数を k x とすると、
      x × 9/8 = k x × 16/15
      よって、 k = 9/8 ÷ 16/15 =→ 135/128

   非移調時の #フ : 移調時の #フ = 25/18 : 4/3 × 135/128
          =→ 25/18 : 45/32 =→ 1.0000:1.0125

           ※ 参考: 音楽と物理学 > オイラーによる純正調の数学的解析


 平均律では、
   #は、振動数を しなさいという意味になります。
   ♭は、振動数を しなさいという意味になります。

 純正調では、