正四面体は、 6つの正方形の面からなる正六面体 ( 立方体 ) と異なり、 4つの正三角形の面からなる立体です。 正四面体ABCDの1つの頂点Aからランダムに他の頂点に移動していきます。 n 回移動した直後にどの頂点に存在するかを 「 n 手目直後の状態 」 と言うことにします。
n 手目直後の状態が A または B または C または D になる確率は 1 で、 そのすべての場合の数は 3
n です。 これから、 n 手目直後の状態がAになる確率 P(n) を調べてみましょう。
まず、 次のことは簡単に解ります。
P(1) = 0 P(2) = 1 / 3
(n−1) 手目直後の状態がAの場合は n 手目直後の状態がAになることはなく、 (n−1) 手目直後の状態がA以外の場合は、n 手目直後の状態がAになる確率は 1 / 3 です。 (n−1) 手目直後の状態がA以外になる確率は 1 − P(n−1) ですので、 P(n)は次のようになります。

この漸化式を解くには、 特性方程式を作ります。
つまり、P(n) =
x 、 P(n−1) =
x と置いた式を作ります。
3
x = 1 −
x よって、
x = 1 / 4
したがって、 この漸化式は次のように変形することができます。

したがって、

したがって、

よって、

具体的には次のようになります。

シミュレーション :
プログラムの内容 :
n 手目直後の状態がAになる確率が分かれば、 n 手目直後の状態がAになる移動のすべての場合の数 F(n) が分かります。 それは次の式から求めることができます。
F(n) = 3
n × P(n)
具体的には次のようになります。
