正四面体の頂点を移動する その1
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2020.06.21___

  正四面体は、 6つの正方形の面からなる正六面体 ( 立方体 ) と異なり、 4つの正三角形の面からなる立体です。 正四面体ABCDの1つの頂点Aからランダムに他の頂点に移動していきます。 n 回移動した直後にどの頂点に存在するかを 「 n 手目直後の状態 」 と言うことにします。

  n 手目直後の状態が A または B または C または D になる確率は 1 で、 そのすべての場合の数は 3 です。 これから、 n 手目直後の状態がAになる確率 P(n) を調べてみましょう。

  まず、 次のことは簡単に解ります。
   P(1) = 0   P(2) = 1 / 3

  (n−1) 手目直後の状態がAの場合は n 手目直後の状態がAになることはなく、 (n−1) 手目直後の状態がA以外の場合は、n 手目直後の状態がAになる確率は 1 / 3 です。 (n−1) 手目直後の状態がA以外になる確率は 1 − P(n−1) ですので、 P(n)は次のようになります。
   

この漸化式を解くには、 特性方程式を作ります。
つまり、P(n) = x 、 P(n−1) = x と置いた式を作ります。
   3x = 1 − x  よって、 x = 1 / 4
したがって、 この漸化式は次のように変形することができます。
   

したがって、
   

したがって、
   
よって、
   

具体的には次のようになります。

   

シミュレーション :
  n 手目直後の状態がAになる確率が分かれば、 n 手目直後の状態がAになる移動のすべての場合の数 F(n) が分かります。 それは次の式から求めることができます。
    F(n) = 3 × P(n)

具体的には次のようになります。