資本主義・社会主義・自然主義
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2025.05.14
古典経済学における資本主義とは「 労働力も含めてすべての使用価値を持つものが、金融を頂点とする自由競争による交換によって結び付けられて、私有財産の増大を目的に生産と分配がなされる経済形態 」のことであり、古典経済学における社会主義とは「 労働者階級の政府が中心となって、共有財産の増大を目的に、市場経済に任せずに生産と分配がなされる経済形態 」のことです。
現代経済学における資本主義とは「 政府が創造する信用貨幣を媒介とする自由競争による交換や投機が市場で行われ、私有財産の増大を目的に生産と分配がなされる経済形態 」のことであり、現代経済学における社会主義とは「 資本主義・市場経済に反対の立場から、政府が舵を取って、経済的平等を目的に生産と分配をしようとする経済形態 」のことです。
自然主義経済とは、例えば斎藤幸平さんが言っているような「 脱経済成長という発想転換により、自然保護の視点で新しい経済形態を創造していく 」というような思想のもとに将来的に登場するかもしれない経済形態のことです。理想論かもしれませんが、私は自然主義経済に魅力を感じます。理想論とは、人間のエゴイズムが平均的に少ないという仮定における考え方という意味です。人間のエゴイズムを抑える力は、自然を理解する人間にありそうです。