反発係数 と 運動量保存の法則
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2023.03.26


    

     物質A: 質量 m1 kg  衝突前の速さ v10 m/s  衝突後の速さ v11 m/s
     物質B: 質量 m2 kg  衝突前の速さ v20 m/s  衝突後の速さ v21 m/s
            ※ 右向きの速度を + で、左向きの速度を − で表します。

  
       
  反発係数 = 0 とは 完全非弾性衝突を表し、反発係数 = 1 とは 完全弾性衝突を表します。


 話は変わりますが、「衝突の前後で2つの物質の系の運動量の総和は変化しない。」という真実があります。
反発係数が 0〜1の範囲のどんな値を取ろうともです。

これを式で表すと次のようになります。
   m1 v10m2 v20 = m1 v11m2 v21  ・・・・ @
以上は「運動量保存の法則」と言われています。

衝突における運動量の変化の式は次の2つです。
   m1 v11m1 v10 = 力積1   ・・・・ A
   m2 v21m2 v20 = 力積2   ・・・・ B
         ※ 力積とは、ベクトルの仲間であり、力を時間で積分したものである。
         ※ 右向きの力積を + で、左向きの力積を − で表します。
         ※ 力積1 + 力積2 = 0 ( 作用反作用の法則より )
A と B を辺々加えると @ が得られます。

「運動量保存の法則」は、A や B の式において、力積 = 0 のときに次の式が成り立つということを言っているのではありません。
   m1 v11m1 v10
   m2 v21m2 v20

ちなみに、「慣性の法則」は、 力 = 0 のときは、運動方程式: aF / m だから a = 0 になるということを言ってます。



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