♭ は悲しいイメージ
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2021.08.07


 ドレミフソラシド の順番を少しずらすだけで、楽しい気分が悲しい気分に変わります。
ラシドレミフソラ 。不思議です。

 半音下げる記号は ♭ で、半音上げる記号は ♯ ですので、♭+♯ = 0 です。
さて、 ♭ は悲しいイメージ、♯ は楽しいイメージ です。 なぜ?

    長調の主要3和音の中間音たち
      ミ  ラ  シ

 完全5度の協和音、ド と ソ、 フ と ド、 ソ と レ。これらは心地よいという感じはありますが、楽しいとか悲しいという気分はありません。そこに中間音が入ってくると、楽しい気分と悲しい気分とに分かれてきます。長調の主要3和音の中間音たちを半音下げると短調に変わります。
これを♭を用いない階名に変換すると

 「 なぜ ♭ は悲しいイメージなの?」 と問うと、チコちゃんならきっと「それは悲しい和音の真ん中が ♭ だから 」と答えるんでしょうね。
 ドミソ の音の振動数比は 2:2.5:3 で、ラドミ( ド♭ミソ )の音の振動数比は 2:2.4:3 です。

楽曲が何調なのかを調べるには、まず、楽譜の最初と最後を見ます。
    
この例では、♭ が3つ付いていて、主音が C です。
そこで、五度圏を見ます。♭が3つですから、C から反時計回りに3つ移動します。( 主音が C だから C を選んだわけではありません。 )すると、♭E になります。
次に、主音が ♭E であるかどうかを確認します。もしそうならば、この楽曲は Es dur( Es-major 変ホ長調 )になります。しかし、主音は C ですので、この楽曲は変ホ長調ではありません。
そこで、♭を3つ引きます。すると、この例では♭が0になります。
もし、♭が2つだった場合は、♭を3つ引くと、♯が1つになります。
その次に、五度圏を見ます。この例では♭も♯も0ですから、C になります。
そして、主音が C であるかどうかを確認します。そうなってますので、この楽曲は c moll( C-minor ハ短調 )になります。♭を3つ引いたときに五度圏の位置と主音が一致する場合は、短調になります。