バイオリンのト長調の音程
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2023.04.03_____

 バイオリンでト長調を弾くときには、「 最低音のG(ド)の音を基準にして、純正調よりも ミ と ラ の音をやや高めに弾くと良く響く。」という考え方があります。確かにピアノ伴奏でバイオリン演奏をするときにはその考え方で OK です。

 しかし、オーケストラの 2nd バイオリンでは「それをやっちゃあ お終いよ!」ってところがあります。オーケストラは弦楽四重奏の拡張であり、アンサンブルです。そこではバイオリンでト長調を弾くときには、「 最低音のGの音を基準にして、もちろん純正調で弾くが、例外としてそれよりも2オクターブ高いE(ラ)の音はやや高めに弾くと良く響く。」というのがセオリーだと思います。この方法でもピアノ伴奏でバイオリン演奏をするときにも通用します。

 一流のバイオリニストは、このような多岐に渡る考え方を理解していて、その場に合せて無意識に音程を合せることのできるヴィブラート( 音程のゆらぎ )をかける技術を持っているのです。音程の微妙なところは、指先のちょっとした押さえる位置の違い や 押さえる方向の違い が関与します。