2次元座標系にスカラー場:
f (
x,
y ) が存在します。
もし、
z =
f (
x,
y ) として3次元座標系で考えると曲面が形成されます( これを曲面Fとします )が、今回はあくまでも
z = 0 の
x y 平面で考えてください。
f (
x,
y ) = C( 定数 )で表される曲線
f をグラフで表し、点Pにおいてそれと直角に交わる直線
L を引きます。

曲線
f よりも上側に行くにつれ次第に
f (
x,
y ) の値は大きくなり、曲線
f よりも下側に行くにつれ次第に
f (
x,
y ) の値は小さくなるとします。曲線
f は曲面Fの
等高線( 等位線 )になります。
さて、
勾配とは、曲面上のある点において、曲面の傾きが最大になる方向を向き、その点における曲面の最大の傾きの大きさと等しい大きさを持つ
ベクトルのことです。2次元スカラー場の勾配は
x y 平面上の2次元ベクトルです。勾配を二次元平面で表現するには、曲面の勾配の射影をとって、方向は射影の方向どおり、大きさは勾配の大きさに変更します。
二次元平面で表現する
f (
x,
y ) の勾配: ∇
f (
x,
y ) の向きは直線
L に平行です。
ここで、点Pを起点とする大きさが1のベクトル

を考え、二次元平面で表現する
f (
x,
y ) の勾配 との内積

をとります。これは

の方向への局面Fの傾きを表します。

は
方向微分と言われます。