10年前のこと、 家族でエスティマに乗り、「 春よ来い 」の音符が刻まれた石碑を訪ねて、 高知県安芸市の 岩崎弥太郎 の生家を探していたときのことです。 福山正治主演のNHKの大河ドラマ「 龍馬伝 」とカーナビの普及のおかげで、 今でこそ直ぐにその場所が解るようになりましたが、 当時は道は整備されておらず看板もなく、 広い田んぼの片隅のわかりにくい所にあったのです。 そこで、 田んぼの傍らに止めてある軽トラに乗っている青年というか兄ちゃんに道を尋ねたところ、「 ついちこいや( ♯G♯G♯F♯D♯C♯C )」と、 先導してくれました。 それから、 車を降りて生家の敷地内まで案内してくれました。 敷地の入り口近くの片隅に丸い石碑が寝かされて置いてあるのを見つけ、 「 あったあった!」 と私たちが喜んでいますと、 彼は 「 こんなもんがあったがか?」 と呟きました。 お礼を言うと、 颯爽と軽トラに乗って戻っていきました。 気は優しくて力持ち、 故郷を大切にする高知県人とのとってもいい出会いでした。
さて、 安芸市出身の大正時代の童謡作曲家 弘田龍太郎 の作品には次のようなものがあります。
春よ来い : 「 春よ来い〜 」 ( みみれみ〜 )
靴が鳴る : 「 お手てつないで〜 」 ( どどれみ〜 )
金魚の昼寝 : 「 赤いべべ着た〜 」 ( どどれみみ〜 )
浜千鳥 : 「 青い月夜の〜 」 ( どれみそ〜 )
叱られて : 「 叱られて〜 」 ( らどれれど〜 )
雀の学校 : 「 ちいちいぱっぱ〜 」 ( どどそそ〜 )
( ふぁふぁどど〜 )
鯉のぼり : 「 いらかの波と〜 」 ( どれみふぁそふぁ〜 )
雨 : 「 雨が降ります〜 」 ( ららしどどしら〜 )このうちピアノの黒鍵のみで演奏できる曲は、


です。 

は「 四七抜き長調 」で、 ♯F が「 ど 」になります。
は「 二五抜き短調 」で、 ♯A が「 ら 」になります。
は楽譜では「 どどそそ〜 」で始まりますが、 本当は「 ふぁふぁどど〜 」で始まる「 三七抜き長調 」で、 ♯C が「 ど 」になります
は「 七抜き長調 」です。
は「 七抜き短調 」です。
ピアノの黒鍵を次の5つの音名で表すこととします。
#C #D #F #G #A
主音の位置の変化によって、黒鍵だけで基本の日本音階3つを作ることができます。
主音をそれ以外にとると、少し変わった日本調音階ができます。
#C #D #F #G #A
主音の位置の変化によって、黒鍵だけで基本の日本音階3つを作ることができます。
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ヨナ抜き音階( 4・7 抜き長調 ):( #F を主音とする )
#F #G #A #C #D #F
ド レ ミ ソ ラ ド
田舎節( 3・6 抜き短調 ):( #G を主音とする )
#G #A #C #D #F #G
ラ シ レ ミ ソ ラ
民謡調( 2・6 抜き短調 ):( #D を主音とする )
#D #F #G #A #C #D
ラ ド レ ミ ソ ラ
主音をそれ以外にとると、少し変わった日本調音階ができます。
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3・7 抜き長調:( #C を主音とする )
#C #D #F #G #A #C
ド レ ファ ソ ラ ド
※ これが律旋法であるという人たちもあります。
しかし、私は、律旋法の本質は 六抜き短調( らしどれみそら )と考えます。
2・5 抜き短調:( #A を主音とする )
#A #C #D #F #G #A
ラ ド レ ファ ソ ラ
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