運動の強度について
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2011.11.08


ヒトの運動強度はどのようにして決まるのでしょうか。

A) 酸素摂取量から求める個人的具体的運動強度

    

    最大酸素摂取量は、 心肺を中心とする全身持久力の指標です。 自転車エアロバイク
   を用いて簡易測定することができます。 安静時酸素摂取量は とい
   う勘算式より求めます。 しかし、 運動時酸素摂取量を測定するには、 呼気の量と酸素
   濃度を測定する器具が必要であり、 簡単ではありません。


B) 心拍数から求める個人的具体的運動強度   

    運動時予備心拍数 の 最大予備心拍数 に対する割合。
    最大時が 100 になる。 安静時は 0 になる。

    
    したがって、  のとき、
        


C) 心拍数から求める個人的具体的運動強度   

    運動時脈拍 の 最大脈拍 に対する割合。
    最大時が 100 になる。 安静時は 0 にならないのが欠点である。

    
    したがって、
        


D) 運動別平均的運動強度   

    運動時酸素摂取量 の 安静時酸素摂取量 に対する比。
    安静時酸素摂取量( 個人差はほとんどない )は 1メッツ になる。
     運動時酸素摂取量( 個人差はほとんどない )や 最大酸素摂取量( 個人により異
    なる )の単位として メッツ が用いられる。

     運動別運動強度を見るには、 次のサイトのメッツ表 ( ) をお勧めします。
        
    国立健康・栄養研究所からは、もっと詳しいメッツ表も公開されています。

     メッツ表( ) を積極的に利用される方は、 まず、 スポーツジム や 健診 ・ 健
    康管理センター などに、「 自転車エアロバイクを用いて、 体力測定をしてもらえます
    か?」と問い合わせてください。 そして、 測定してもらったときに、「 自分の持久力の
    年齢は何歳くらいなのか 」と「 自分に合った運動強度は になるのか 」を
    教えてもらってください。


  日常の健康維持のためには、 自分の最大耐用運動強度( メッツで表わされる 最大酸素摂取量 )の の60%程度のもの、 または、 ( たとえば、 50歳の人ならば 運動時脈拍 )、 または、 ( たとえば、 50歳の人で安静時脈拍 ならば 運動時脈拍 )を、 1日40分間、 週4日以上行うのがいいとされています。 一般的には、 運動の強度は の 速歩あたりになると思います。 心地のいいエアロビクス( 有酸素運動 )です。


( 問 題 )