本当の裏金
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2025.06.15


 ab は実数で、cr は正の実数とします。 複素数 ab i があります。
 a2b2r2 ( rconst. ) は、波動や振動の世界です。
 ab = 0 は、通貨の世界です。

 複素数の実数部分( a )は 通貨 を表し、虚数部分( b )は 債券 や 借用書 を表します。誕生した 債券 や 借用書 の分だけ同時に 通貨 が誕生し、消滅した 債券 や 借用書 の分だけ同時に 通貨 が消滅します。 これらはちょうど電子と陽電子の関係に似ています。

 借用書は債権者側が作っているのが現状ですが、本来は債務者側が作るべきものです。そう考えると、債券 や 借用書 を作って負債を負う者が通貨を創造していると言うことができます。貨幣の創造とは、日銀が紙幣を印刷することではありません。政府が民間銀行に国債を発行売却した後に、日銀が民間銀行から国債を購入するときに貨幣が創造されます。流通する貨幣のことを通貨と言います。政府が公共事業を発注するときに通貨が創造されます。( 参考: 経済学と物理学 > 情報貨幣論でみる 国債発行・財政出動 ) 民間銀行が貸し出し時に企業や家庭に貸出して預金データーに金額を入力することは、民間銀行による信用創造と言われ、同時に民間銀行は通貨を創造していると考えられていますが、通貨を創造しているのは企業や家庭の方かもしれません通貨創造の担保は、債券 や 借用書 を発行した負債者に生産供給能力があるということなのですから。

 というわけで、債券 や 借用書 こそ本当の裏金なのです。


統合政府( 日銀を含む政府 )が国債を発行し民間銀行が買い取る:
   統合政府の貯金は c 円増え、民間銀行の日銀当座預金は c 円減り、民間銀行は国債を得る。
      統合政府にとって: cc i  ・・・ 01
      民間銀行にとって: −cc i  ・・・ 02
      01 + 02 = 0


統合政府が企業に公共事業を発注する( 通貨創造 = 信用創造 ):
  企業が開設している民間銀行の口座の預金が c 円増え、民間銀行の日銀当座預金が c 円増える。
      統合政府にとって: −c  ・・・ 11
      民間銀行にとって: cc =→ 0  ・・・ 12
      企業にとって: c  ・・・ 13
      11 + 12 + 13 = 0

統合政府が国債を民間銀行から買い取る( 貨幣創造 ):
   民間銀行の日銀当座預金は c 円増え、統合政府は国債を得てから地下に埋蔵させる。
      統合政府にとって: c i  ・・・ 21
      民間銀行にとって: cc i  ・・・ 22
      21 + 22 = c

01 + 11 + 21 = 0
02 + 12 + 22 = 0
このあと、企業は c を消費して国のインフラを作ります。税金がなくても国債発行によってインフラは整備されます。

というわけで、本当の本当の裏金とは、統合政府によって創造される通貨のことだったのです。