遺産相続
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2014.01.10


  ある村で、 水車を使って水流のエネルギーを臼挽きの力学的エネルギーや電気エネルギーに変換し、 大量の小麦粉を生産販売して多額の財産を作った男がありました。 彼も歳をとり、 ある日、 次のような遺言状を書きました。

     「 私が死んだら、 全財産11億円を次のように分配する。
             」

      です。

  この遺言状をこっそり見た四男は、 これを不服として村を捨てて出ていきました。
  それから1年後に父親が死に、 いよいよ3人の子供で遺産分けをすることになりました。彼らは、 四男がもらうはずだった遺産も父親の遺言通りに分配することにし 、次のように計算しました。

     

すると、 彼らが父親の遺産を分配すると、 少し余ってしまったのです。
     

いったいこれはどういうことなのでしょうか?


  原因は、 四男がもらうはずだった遺産の分配の仕方にあります。 次のように考えなければならなかったのです。
     
     

     

すると、 彼らが父親の遺産を分配すると、 次のようになり、 余すことなく分配されます。
     

結局、 長男は6億円、 次男は3億円、 三男は2億円 の遺産を継いだのです。
早い話、 最初から3人の分配の割合を次のように考えればよかったのです。